およそ現代では考えられないその名の持ち主は
幼馴染であり遠縁にあたる龍馬とは「あご・あぎ」と呼び合う仲でありながら
その後 攘夷論を異にし その運命さえも波乱万丈であり 無念の人生を送った
日曜日の夜 NHKで「まちゃ」を拝見する習慣は 今年から僕のルーティンになった
単に龍馬ファンである僕は 龍馬はもとよりその周辺の人物でさえ
気になる存在となったのは 中学生の頃だったか
司馬遼太郎さんの小説を読んだせいである
およその史実を掌握している僕は昨夜 京の土佐藩邸での龍馬と半平太のシーンを
涙で瞳を濡らしながら見ていた
「土佐に戻っちゃぁ いかんちゃぁ」
冷遇されることを知る龍馬は半平太を諭すが 半平太はこの時
勤王党の片腕であった収二郎を助けるべく土佐へ向かう想いを打ち明ける
自分が獄中に身を置くことを 果たして感じたのだろうか?
戦国時代を好きな方が多いとは思うのだが
幕末の日の本で 文字通り東奔西走した志士達の想いを考えると
やっぱり幕末時代が好きな僕を改めて感じる