先日の日曜日、職場の留学生(中国人)が餃子をお手製で作るので振る舞ってくれるというわけで、お宅へお邪魔した


仕事の話や中国の習慣などで話し込んで、終電の時間も近づいてお暇することになり、駅まで送ってくれたときのお話


既に時計は23時半を廻っている時間


話の続きをしながら歩いていると、地元の小学校の校門の前で呼び止められた

ママチャリを駆る彼は、20代くらいだろうか

辺りが暗くてあまりよく分からない


ママチャリの彼「すいません あのー お台場はどっちへ行けばいいですか?」


私「はぁ? お台場? そのチャリンコで行くの?」


マ「そうなんですけど、道が分からなくて」


私は車を所有しており、お台場というより有明あたりは車で行く機会もあるにはあるが、まさかチャリンコでお台場とは・・・


私「この道まっすぐで、大きな交差点を右に曲がって橋を渡って真っ直ぐ行けば、左方向に辰巳とか東雲とか有明とかって看板があるはずだから、そっち方面だよ」

と、とりあえず親切にご指導申し上げた


マ「ありがとうございます。お台場と六本木とどっちが近いですか?」


ん? 六本木? 久しく行ってないし、車で行ったこともない


私「六本木もチャリで行くの?」


マ「ええ、どっちでもいいんですけど近いほうで」


私「悪いけど六本木は道がよく分からんけど、さっきの道順で渋谷とか赤坂とかって看板があればそっちでいいんじゃないかな?」


マ「ありがとうございます。じゃ、お台場にします。方角はどっちですか?」


私は南西の空を指差して「アッチ方向だから、気をつけてね」


マ「はい、頑張ります」



・・・


お台場への道は間違ってないはず

でもこんな時間に、江東区への橋を渡るには、ちと寒すぎるんじゃ


残る駅までの道中で中国人の彼から

中「オダイバ ナニカアル? ロッポンギハナニ?」

答えられない私


チャリンコだとお台場まで1時間半くらいか

ママチャリの彼は果たして辿り着くことができたのだろうか


実は全く気にしていないのである