一言紹介:
「やり方を知らない」と考える
P29
後悔が微塵もない生き方は本当に存在する
しかしそもそも、
どうして自分というひとりの人間なのに
仕事とプライベートを切り分けたり、
「ワークライフバランス」を実現しなければ
ならないのか?
自分がどこにいて何をしても、
自分であることに何も変わりはないはずです。
仕事用とプライベート用の両方の自分を持ち
明確に使い分け、どちらもうまくやらなくては
ならないという考え方自体がおかしいのでは
ないか?と思います。
賛成です。
時間で管理されている労働者でもない限りは、
その通りだと思います。
例えば、
仕事中に、週末の楽しいことが浮かび
にやにや
逆に、
休日に、いいアイデアが浮かんだりした
そんな経験あなたもありませんか?
~~~
個人的なことは置いておいても経済成長に
乗っかっていけば、物質的な面で豊かになれ
ました。年金にしても何の心配もなく、自分が
収めた金額以上の給付を受け取れる。そうし
た見返りが約束されていたからこそ、多くの人
が「仕事」と「プライベート」を切り分けられたの
だと思います。
なるほど、明日の豊かさへの希望が、
頑張りを支え、「今日はここまで頑張ろう」と
思える。あるでしょうね。
そもそも2つの異なる自分のバランスをとる必要
はないのです。
「ワーク・ライフ・バランス」ではなく
「ワーク・アズ・ライフ」として
働くことを、自分の人生でやりたいこと、
目指したいことと同一に考えるのが、
本来の姿なのです。
もはや、大嶋節(おおしまぶし)
全開!
といっても
これが本当なんでしょうね。
P55
たとえば、旅行に行くならば、
目的地はどこか、誰と行くか、どうやって行くか
を誰でも考えます。
しかし、「働き方」となると報酬や勤務地、
自分ができるかどうかなどの条件ばかりに
目を奪われます。誰と、どこで、どのように
働いていきたいかを考えずに働き始め、
「目的地」がどこなのかを決めずに、そのまま
働きつづけていってしまう人も多いと思います。
これでは、自分が本当にやりたいことを実現す
ることはできません。
・今まで「働き方デザイン」のことなど全く考え
たこと もなかった
・今から「働き方デザイン」と考えても、果たし
て間に 合うのかどうか
もしあなたがそう思っていたとしても大丈夫。
「働き方デザイン」は誰でもできます。
そして本書に沿って、
「今、ここ」から作り始め、見直していくことで
人生はどんどん変わっていきます。
P39 自分の働き方を決める4つの質問
まず、「自分の働き方は自分で決めていく」
という決断をすること。
次にやってほしいのが、この4つの問いを
自分に投げかけることです。
①自分の強み、スキル、得意なものは何か?
②自分はどんな価値を提供できるのか?
③自分はどんな進化、成長をしていきたい
のか?
④自分はどんな報酬を得たいのか?
これについては、
さらっとしか書いてありません。
これこそ、
私たちプロであるキャリアカウンセラー
の出番ですね。
P179
今の時代には
「できないことは基本的にない」
と考えてください。
できないのではなく
「やり方を知らない」だけ。
自分で分からないこと、
やったことがないものでも
「やり方を知っている人」は
どこかにいるものです。
そうした人に教えてもらったり、
一緒にチームを組んでやることも、
簡単にできてしまうのが今の時代です。
~~~
◆やり方は必ずある。周囲の人の強みを
見つけ、呼びかけ、協力をお願いする。
ここで大事なことは、
周囲の人を探してみる
もともとの知り合いだけでなく、
知り合いの知り合い
そして、
公的機関や団体まで手を広げてみる事。
もちろん私たち、
キャリアカウンセラーもお役に立てるかも。
「マッキンゼーで当たり前にやっている
働き方デザイン」
大嶋祥誉著:日本能率協会マネジメントセンター
大嶋さん、日本能率協会マネジメントセンターさん
ありがとうございます。