GクラスのラゲッジボードをDIYしてみた | SDIの「仕事の話はおいといて。」

GクラスのラゲッジボードをDIYしてみた

のっけから毒話ですが

 

Gクラスに乗っている人はお金持ちが多いようで

 

それ向けに専用の商品を販売するメーカーも多数存在します。

 

「さすが専用品!」「やっぱり高級品は違うなぁ」

 

と言う商品があるのはもちろんのことですが、その反面

 

粗悪な商品を高値で販売する

 

詐欺まがいの奴らも多数存在します。

 

買う方も買う方で

 

謎にお金持ちプライドがあったり、

 

実際に有り余るほど持っていたりするので

 

「いいじゃんそれ買えば」

 

っていう流れになっているのも

 

この現状を変えられない要因になっています。

 

バカども全員死ね。

 

 

 

 

Gクラスはそこそこ車内が広いのですが

 

何せ車体の設計がアレです。

 

強靭な箱と強力なユニットが目的だったので

 

無理やりあとから高級で快適にしようとしている最近のモデルは

 

なかなか無理があります欲しいけど。

 

うちのGクラスはそれこそ古いですし

 

そろそろカスタムで何かをやっても惜しくないので

 

やりたいことを好き放題できます。

 

 

さて、今回チャレンジしたのは

 

ラゲッジボードです。

 

要は「板」です。

 

特徴的にガッツリ出っ張ったタイヤハウスと

 

平面の上にポンと乗せたリアシートのおかげで

 

広さの割に使い勝手が悪いラゲッジルームですが

 

倒したシートの高さに合わせてタイヤハウスの上に板を置けば、

 

劇的に使い勝手が向上すると言うモノです。

 

 

 

冒頭の話の悪徳業者例ですが

 

その板が8万とか

 

板の下に引き出しをセットで20万とか

 

板の高さ調整の足が3万とか

 

サイドの隙間を埋めるスペーサーが2万とか

 

やりたい放題です。

 

 

 

で、とある機会に実物を見たのですが

 

さすがに高級でちゃんとしたモノだったので

 

フルセットで35万くらいしたみたいですが

 

要するに集成材を組み合わせて、クッションシートやウレタンスポンジ貼って

 

内装に近いファブリックや合成皮革をタッカー打ちしてあっただけでした。

 

造作大工で内装工事扱いなら3〜5万ってところです。

 

 

あまりにアホらしいので、私はとりあえずコンパネ切って代用してみました。

 

うん。

 

機能としては十分。超快適で便利。

 

かかった費用も2000円程度w

 

制作時間20分。

 

しかし、流石にあんまりにもみすぼらしいので、

 

多少見栄え良く作ってみることにしました。

 

 

 

今回のDIYで肝心の本体に使ったものは内緒ですけどね。

 

あ、コメントいただければ全然教えますよ。

 

 

 

ブログとかの情報を引っこ抜いて自分の記事にしたり

 

自作商品として売り出すゴミ人間対策です。

 

 

 

まずは既製品を全バラします。

 

ドライバーで外せるネジを取っ払って

 

ブライドリベットで固定してある部分はドリルで飛ばします。

 

10分でバラバラになりました。

 

次に左右のカット。

 

ラゲッジルームの内寸と傷防止のクッションのサイズを頭に入れて

 

あとはぶった切るだけ。

 

どこの家にでもある高速カッターでギャーっとやれば

 

10分もあれば完了です。

 

もちろんヤスリでバリ取りはしておきましょう。

 

元々の梁にあたる部材は取り付け位置が変更になるので

 

左右のタイヤハウスの内側ギリギリのところで現場合わせで穴あけをし

 

ホームセンターで売っているアルミのチャンネルで梁の代わりにします。

 

タイヤハウスの上に乗せるので荷重はかかりませんから

 

実質は梁というよりはズレ防止程度ですのでフラットバーでも十分です。

 

ブライドリベットをバンバン打っていきます。

 

握力トレーニングです。

 

ピンが飛んで顔に当たらないように注意してください。

 

次に元々の梁を補強のために中心部に移設します。

 

ドリルで穴をあけて、ここもブライドリベットを打ちます。

 

もうペンも持てません。

 

 

次にタイヤハウスの天端とボードの下端(+梁の部材の厚み)が

 

ツラになるように計測します。あとはタダの足し算引き算をして

 

その数値に合わせて元々の脚部ユニットをギャーっとカットし

 

梁の部材に脚を固定する部分の穴あけをして

 

真ん中に移設した梁の下にサクッと入れます。

ここはネジ止めです。

 

 

さて、コレで大方は形になりました。

 

すでに耐荷重は軽く200kg オーバー(確認済み)の台です。

 

車体加工なしでポン付け。完成品の設置や撤去は30秒未満です。

 

 

あとは使用中に車に傷をつけないようにカットした部材の端部養生として

 

元々ついていたABS製のキャップを入れればOK。

 

次に走行中に異音やガタつきがないように、

 

部材の隙間にEVAを両面テープ貼りしておくことにします。

 

見た目はまぁそんなもん。別にカッコ悪いことはなく

 

「こんなオプションあるんだ?」くらいに見えます(言い過ぎ)

 

 

 

 

さて、ここで疑問に思った方がいらっしゃるかもしれません。

 

 

 

「後部座席を前方に跳ね上げればフルフラットみたいなもんじゃね?」

 

そう思ったあなたは多分Gクラス乗りです。

 

しかし、あのたたんだシートの邪魔さに納得のいく

 

余裕のあるGクラス乗りでしょう。

 

私はアレが邪魔で仕方ないんです。

 

例えようがありませんが、10kgの米袋5個分以上のスペースです。

 

前に倒して畳むなら、ベースから取っ払ったほうがマシです。

 

しかも前のシート動かせなくなるし…。

 

 

 

なので、畳むとしても背もたれを前に伏せるので限界です。

 

(本当は背もたれだけひっこ抜ければ最高なんですけど)

 

 

 

「タイヤハウスの天端にソレ乗せたら、倒した後部座席とフラットにならんのでは?」

 

そうです。すぐに気づいた人は真のGクラス乗りです。

 

背もたれが結構分厚いので、前に畳んでもコレまたえらく嵩張るんです。

 

しかしコレはもはや仕方ないのでフルフラットの床として使用する事にします。

 

 

 

 

 

なぜこの方法にしたかと言いますと話が長いのですが

 

超長いのですが。

 

ここまでだけでも長いのですが。

 

 

よく考えられているようで結構ヌケヌケの

 

メルセデスのデザインの不足点を補うためと

 

高級品ラゲッジボードの現物チェックした際に感じた

 

違和感を払拭するためなんです。

 

そもそも、直立真っ直ぐで超絶頑丈な背もたれなんです。

 

後ろに完全に倒れるようにしておけば

 

フルフラットの半分が完成だろメルセデスオレを雇え。

 

あとは、新たに設置した台の下を収納にしようとしても、

 

最初からそれほど大きなスペースじゃないので結局デッドになる。

 

そこに中途半端な大きさの引き出しでも付けようもんなら、

 

かっこいいだけのゴミ箱になりかねない。

 

結局のところは

 

家の人に内緒のものを隠しておくくらいしか使い道がなくなります(何を)

 

なのでデッドスペースは極力小さくして

 

その分上の空間は、たとえ数センチでも高さが稼げればと思いました。

 

台の下段には車内に常駐しているゴチャゴチャを

 

せっかくなので全部入れてしまうことにします。

 

1500Wのインバーターは配線の都合上右側前方に固定し、

 

その後方(リアハッチ付近)はあけておきます。

 

ここに場合によってはちょっとした荷物を載せられます。

 

ホーンのコンプレッサーとエアタンクを載せたり…w。

 

おっとコレは別記事で紹介します。

 

左側には使用頻度の低いものから奥(前方)に入れます。

 

折り畳みスロープ、ブースターケーブル、牽引ロープ、ヒッチメンバーの部材、

 

車載工具、アルミスコップ、手袋などなど。

 

 

全部余裕で収まりました。

 

コレで後部座席の足元やラゲッジルーム(台の上)は完全にクリアです。

 

 

 

次にフルフラット問題です。

 

そもそもフルフラットにするってことは、

 

大きなものを載せるか車中泊をするかって時かと思います。

 

そうじゃない時は外しておいて必要な時に設置する。

 

しかも邪魔にならず、転換しやすい構造…

 

ラゲッジボードと後部座席を倒した場合の背面との高低差は数センチです。

 

ってことで

 

ラゲッジボード天板と同じ形の板(今度は本当に板)を用意し

 

ラゲッジボード天板の上に直接載せることにします。

 

板自体はコンパネw でいいでしょう。

 

どうせスポンジ挟んでファブリック貼るし。

 

3×6のコンパネ1枚で十分です。

 

実際はもうちょっと厚みがあったほうがいいので、

 

内装用の集成材やパーティクルボードかな。

 

あとはどこの家にでもある丸鋸で形状に合わせて周辺をカットし

 

車の構造上の出っ張りに合わせた切り込み部分は

 

一人一個は持っているジグソーかレシプロソーで切り欠きます。

 

接着剤(いろいろ気になる人は両面テープ)で

 

内装用のウレタンスポンジやEVAなどを貼り付けます。

 

あ、ゴムスポンジはやめておきましょう。

 

臭い強いですし結構早く劣化しますので。

 

その後で合成皮革のシートをピシッと貼り付けて

 

折り返した部分はタッカー止めで完成。

 

チカラに自信がある人は手動で(結構しんどい)

 

持っている人はエアで(楽チン)

 

もうちろん周囲をステッチするっていう奇特な方は勝手にどうぞ。

 

合成皮革は大型ホームセンター(内装用)や手芸店(バッグ制作用)の他

 

Amazonでも楽天でも売ってます。

 

本気の人はレザー使ってください面倒臭い。

 

この方法を取ることで、

 

フルフラットとして使わない時の無駄クリアランスは

 

2cm以下に留めることができました。

 

しかも台の上部がまるで純正オプションのように(言い過ぎ)

 

 

 

次に高さ合わせのスペーサーを用意します。

 

コレは普段ラゲッジボードの下の空きスペースに

 

放り込んでおくことにします。

 

要するに、フルフラットにするときだけ

 

ラゲッジボードと天板の間にスペーサーをかませるという方法です。

 

オレ賢い。

 

 

 

コレで、床下収納と中二階床が完成しました。あれ?

 

取り外し式フルフラット対応ラゲッジボードが完成しました。

 

 

 

次回(そのうち)の記事では

 

実際に使用している状態でもご紹介できればと思います。

 

簡単に言えば

 

「純正オプションに採用じゃねコレ?」

 

「しかしそんなでかいもん積むことあるっけ?」

 

「まぁAMGのマフラーうるせーから車中泊してたら苦情くるわな」

 

「とりあえず寒いから家に帰って布団で寝よ」

 

といった感じでしょうか。

 

 

かかった費用は総額…

 

なんと!

 

1万円ちょっと? かな。

 

2万円は確実にいってない。

 

あとは実際の制作時間。

 

半日くらい?

 

とーちゃんの週末で十分完成します。

 

もちろん車種が変わっても構造や特徴を把握すれば

 

同じ方法での制作が可能かもしれません。

 

なお、お問い合わせいただいても私は作りません。

 

ではー。

 

 

※これは書きかけ記事です。後に不足部分を追記する予定です。

※写真は準備中です。