1/2のゴミ拾いで拾ったマスクが11枚もあったことから、

いったいどれくらい落ちているのか調べる気になり、始めた

マスク拾いですが、1/31までの一ヶ月間でなんと118枚

にもなりました。

 

 

もちろん拾うときや拡げる時の衛生管理には十分注意して

行いました。

 

拾うための外歩き時間は延べ29時間20分(自転車利用8時間半

を含む)、14.9分に1枚の割合です。

 

その内徒歩では16.4分に1枚、自転車では12.1分に1枚の割合

でした。同じ時間でも、自転車の移動距離は倍ほどにもなる

ので、時間当たりに見つける数は多くなりました。

 

線路際や川沿い、国道沿いの植込みなど住宅に面していない

場所で比較的多く見つかりましたが、それでも半分以上は住宅街

で拾ったものです。

 

住宅街では他人様の敷地内にあるマスクは発見しても、もちろん

手出しはしません。道路や公園にあるもの限定です。

 

およそ10枚くらいは拾わずに見送ったと思います。

 

拾ったマスクの内訳は以下の通りです。

 

 大人用 111枚(94%)、子供用 7枚(6%)

 白物 90枚(76%)、色物・柄物 28枚(24%)

  ピンク色も5枚あり、男性だけではないということでしょうね。

 不織布製115枚、ウレタン製1枚(計98%)、綿製2枚(2%)

  ちなみにアベノマスク?は1枚でした。

 

ヒモが切れた物は2枚、マスクがちぎれた物も2枚ありました。

これらは使用途中で使えなくなった可能性がありますが、その他

の多くの物は、使える状態でした。 

 

圧倒的に多かった不織布やウレタンはプラスチック製品ですので、

放置しておくとマイクロプラスチックになります。

 

そして側溝から流れ込んだり、風に乗っても川に入ります。

その先は海、どんどん回収困難な状態になるのです。

 

コロナ禍で大量のマスクが生産消費され、ポイ捨てされることは

地球環境にも大きなダメージを与えることが懸念されます。

 

海洋環境の保護団体「オーシャンズアジア」の調べでは、2020年

のマスク生産量は世界中で約520億枚、そのうち15億枚以上の

不織布マスクが海に流れ込んでいるそうです。

 

重さにすると5000トンほどにもなります。レジ袋やペットボトル

に比べて話題になりませんが、結構大きな汚染源だと思います。

 

実際にマスクを拾ってみて、その恐れを改めて実感しました。

皆さんはどう思いますか?

 

  SD爺さん