貸農園では未だ収穫ゼロなのだが、お裾分けを頂いて新鮮野菜を食する機会に有り付けるのは嬉しい。

 

大根:

一か月くらい前に夕方一人で作業していたら、農園のお隣の畑の御老人から声を掛けられた。聞くと「じゃがいもを植える為に、植わっていた大根を全部抜いたら取れ過ぎてしまい、家まで運ぶのが重くて大変だから助けて欲しい」という事。年恰好は80歳は超えている感じで、ご主人は杖を突いて奥さんが竹細工の背負子を担いでいる。70歳の私でも助けになるならと「判りました運びましょう」と返事したのだが、「いやいや運ばなくて良いから、受け取って下さい」と大きな大根を4~5本背負子から取り出して渡された。有難く頂いて持ち帰ったが、直ぐには食べきれず、毎朝の味噌汁に入れたり冷凍もして一か月くらいは大根尽しを楽しんだ。

 

タケノコ:

スギナ退治は山場を越えたが、ちょこちょこ出て来る小さなヤツを抜いていた処、農園のオーナーがなにやら茶色で尖がった物を入れたポリ袋を提げてやって来た。

中身は今採れたばかりの巨大なタケノコだ。大きいけど柔らかくて、アクもあまり出ないからどうぞ、と下さった。

家に持ち帰ったら、その大きさに妻もビックリで「こんな大きなのを茹でる鍋はないからどうしよう」と困惑気味だが、早速webで「大きいタケノコの茹で方」と検索したら、同じように困惑する人は多い様で、直ぐに手引きのサイトがヒットした。

 

手引きに沿って妻が包丁を入れると意外に柔らかい。先ずは下の部分をカットしてから、縦に2等分し、次に上下に2等分して4個に。鍋に全部が入らなかったので、1個だけを更に2等分して、何とか鍋の隙間に収まった。米糠一握りと鷹の爪を入れて一時間くらい茹でてから、軽く炒めて塩胡椒をふって出来上がり。旨かった!

後で判ったのは、茹でたてはお刺身が美味しいらしく、ちょっと残念。

冷凍すれば、これも一か月くらいは賞味出来るらしい。

オーナーさんご馳走様。