オリライ×オリキュア 第１１話
前回のオリライ×オリキュアは
シード「でも、４人全員で同じ場所に向かうのは…」
竜司「…ならば、こうしよう。まずは、櫻沢兄妹と種村兄妹で、それぞれの場所へ向かう」
シード「ジャスティス！ここは一緒に！」
ジャスティス「ええ！２人の力を同時に！！」
狩人「竜司！最後は俺たちで決めるぜ！」
竜司「ふっ、いいだろう」
～？？？～
？？「…こうなてしまったら、仕方ない」
？？「私だって、覚悟はできている。この国を守るためだから…！」
？？「この国に刃を向けるというなら…私も、この刃を向けるわ！」
？？「行くわよ…！！」
狩人「はぁ…」
奈々美「義理兄様？どうかしましたか？」
狩人「ここ最近、同じ夢を見るんだよ。しかも、同じところで終わるし…」
奈々美「同じ夢？」
アスカ「センパイ、奈々美ちゃん、おはようございます」
奈々美「おはよう」
狩人「あぁ、おはよう」
アスカ「…センパイ、顔色が悪いようですけど、どうかしましましたか？」
狩人「あぁ…」
竜司「ここにいたか。早く集まれと、隊長が言っているぞ」
狩人「わかった」
唯依「さて、緊急の呼び出しに集まってくれてすまない」
狩人「一体どうしたんですか？」
翔子「実はね…研究チームから、１チームのメンバーが全員ごっそりいなくなったのよ」
竜司「研究チームから１チーム？」
翔子「それと同時に、監禁していた木野が、何者かの手引きによって脱走したのよ」
狩人「木野が！？」
奈々美「…誰？」
狩人「奈々美がここに来る前、ミラーモンスターを使って悪事をしようとしていた奴だ」
アスカ「あの人が…」
唯依「その手びした人物なんだが…狩人、奈々美、よく聞け」
狩人・奈々美「？」
唯依「その人物は、お前たちの義理の父、櫻沢倫太郎教授なのだ」
狩人・奈々美「！？」
竜司「櫻沢倫太郎…義理父か」
狩人「ああ…」
奈々美「義理父さん…一体なにを…」
唯依「至急、櫻沢倫太郎教授を見つけ、拘束するんだ。研究資料などが、持ち出されている。なにか始まるかもしれん」
狩人「了解です」
狩人「…」
シード「なんだか、大変なことになってしまいましたね」
狩人「あぁ…」
狩人「義理親父…一体なにをしようというんだ…！」
？？「知りたいですか？もっとも、知ったところで、どうにもならないけど」
狩人「お前は…木野！」
木野「お久しぶりですね、仮面ライダーにプリキュア」
シード「脱走していたのは、本当だったんですね」
狩人「言え！義理親父はどこにいる！？」
倫太郎「ん？ここにいるぜ」
狩人「！」
倫太郎「よぉ、狩人」
シード「あの人が、センパイの…って、ザギ！？」
シード「何故ザギが一緒に…！？」
狩人「義理親父…あんたは！」
倫太郎「ああ、こいつは協力者だ」
狩人「協力者？」
倫太郎「ああ。目的を成すためのな。ときに、君がキュアシードか。話は聞いているよ。狩人がいつも世話になってるな」
シード「いえ、私の方が、センパイにお世話になりっぱなしで…」
狩人「なに普通の会話しているんだよ！！」
狩人「義理親父！そいつが何者かわかっているのか！？」
倫太郎「ああ、知っているさ。今まで裏でいろいろ動いてもらっていたからな」
シード「つながっていたのですか…！」
倫太郎「狩人、俺は宣言するぞ」
狩人「なにを！？」
倫太郎「我々は、『ダークロード』。邪の道を往くものだ」
狩人「ダークロード…？」
ザギ「全てのミラーモンスターを支配下に置き、この世界、いや全世界を我らのものとする」
倫太郎「ま、そのためには、障害となるものを排除しなければならないけどな」
狩人「なんだと…！？」
竜司「ここだな」
ジャスティス「義理兄様！シード！」
シード「義理兄ちゃん。ジャスティス」
ジャスティス「義理父さん…なんでザギなんかと一緒なんですか！？」
倫太郎「久しぶりだな、奈々美。生きていたとは」
ジャスティス「えっ…？」
狩人「てめぇ…！！」
倫太郎「さて…ザギ、打ち合わせ通りに頼むぞ」
ザギ「ああ、任せておけ」
狩人「逃げるのか！？」
ザギ「おっと、そうはいかないぜ」
シード「センパイは、義理父さんを追いかけてください」
竜司「こいつらは俺たちで食い止める」
ジャスティス「義理兄様！」
狩人「…わかった」
狩人「待てよ！義理親父！！」
狩人「ミラーモンスターを使って、この世界を支配するのか！？」
倫太郎「ああ、そう言ったはずだぞ？」
狩人「あんた正気かよ！！」
パンッ
倫太郎「くどい。俺は宣言したはずだぞ？」
狩人「…考え直す気はないんだな？」
倫太郎「考え直すもなにも…もう止められないぞ」
狩人「…あぁ、そうかよ。なら…実力行使でいかせてもらうぜ！！」
狩人「文句言うなよ！！」
倫太郎「言わせてみろ。こいつ相手にな」
狩人「！！」
ガキンッ！！
狩人「っ！！何者だ！？」
エビル「俺はエビル。教授を拘束したいなら、俺を倒してみろ。お前にできればな」
狩人「んだとぉっ！？」
バシツ！！
エビル「…この程度かよ」
ザクッ
狩人「ぐっ！！」
エビル「ジンオウとはこの程度の力しか出せないのか？やれやれ、期待外れだな」
狩人「なんだよさっきから…！」
ジンオウガ「待て！狩人！そいつの挑発に乗るな！」
狩人「なめるなぁぁぁっ！！」
“ファイナルベント！”
エビル「やれやれ…」
エビル「単純なところは…変わらないな！！」
エビル「ボォォォォルテッカァァァァァァァッ！！！」
ドォーン！！
狩人「ぐあっ！！」
ジンオウガ「狩人！！」
狩人「はぁ…はぁ…変身が…解除された…！？」
ガシッ
エビル「まったく、失望したぜ。お前、めちゃくちゃ弱くなってるな」
狩人「なん…だと…！？」
エビル「ほらよ」
ドサッ
狩人「くっ…！」
倫太郎「狩人、無様だな」
狩人「義理親父…！！」
エビル「こいつは没収だな」
狩人「なにっ…！？」
倫太郎「狩人、お前に新たな力を与えよう」
エビル「んで、こいつは処分だな」
ジンオウガ「狩人！そのベルトを巻くな！！」
狩人「ジン…！？」
ガシッ！
狩人「な、なんだよ、これ…！勝手に…！？」
狩人「ぐっ…あぁっ…！！」
ジンオウガ「狩人！！」
エビル「さあ…ショータイムだな」
メキッ！！！
狩人「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ！！！」
ジンオウガ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ！！！」
ザギ「始まったか」
ジャスティス「義理兄様！！」
竜司「一体何が起きているんだ！？」
シード「ジンさん！？どうしたんですか！？」
ジンオウガ「ウオオオオオオオオオオオッ！！！」
シード「ジンさんの色が…変わった…！？」
狩人「あぁっ…あああああああああっ！！！」
ジャスティス「義理兄様！！」
“セットアップ！カリウド！ヒトカリ逝コウゼ！！”
ガキンッ！！！
一同「！！？」
唯依「なんだ！？あれは…！」
翔子「黒い…ジンオウ…？」
狩人「ウゥゥゥッ…！」
倫太郎「ようやくお目覚めのようだな」
シード「センパイ…そんな…」
竜司「なんだ…あの黒いジンオウは…」
倫太郎「こいつが、ジンオウの本来の姿。すべてを狩り尽くす存在…」
カリウド「俺の名は…仮面ライダーカリウド。すべてを…」
カリウド
「狩り尽くす！！！」
第１２話へ続く
すべてを狩り尽くす存在、仮面ライダーカリウドに目覚めた狩人。漆黒に染まったジンオウことカリウドは、その猛威の牙をシードたちに向ける！
最凶のハンターに成り果てた彼を止める術はあるのか…！？
次回
第１２話「カリウド」
次回も、セットアップ！
