オリライ×オリキュア 第６話

前回のオリライ×オリキュアは

？？「…プリキュアか」

シード「え？」

アスカ「（唯依さん…翔子さん…セン…パイ…ごめん…なさい…）」

シード「…来い！アサルトダイト！！」

アスカ「はぁ～疲れた」

Qべえ「朝から大変だったね」

アスカ「探し物が見つかるかも…そんな占いが、まさかミラーモンスターで当たるとは…」

Qべえ「アスカ、ちゃんとベットで寝ないと」

アスカ「うん…わかって…る…」

Qべえ「あちゃー。しょうがな…！誰か来た」

？？「ただいま。あれ？アスカ」

？？「もう、こんなところで寝ていたら、風邪ひくわよ」

？？「せっかく帰ってきたのに、すぐ出かけないといけないから…ごめんね。さて…」

？？「Qべえ、いつまで人形のフリをしているの？」

Qべえ「なんだ、バレていたか」

？？「ふふっ、当然よ」

？？「どう？最近のアスカは」

Qべえ「この前、SEEDを覚醒したよ」

？？「SEEDを…思ったより早かったんじゃない？」

Qべえ「うん」

？？「もうしばらく、アスカのことお願いね」

Qべえ「わかってるよ。クリス教授」

クリス「その呼び方はよしてよ」

狩人「ただいま…って、誰もいないよな」

？？「よぉ、お帰り」

狩人「！なんだ、あんたか」

？？「なんだはないだろ？狩人」

狩人「ろくに家に帰ってこない人が、よく言うぜ」

？？「やれやれ。ところで狩人。お前最近何をやっているんだ？」

狩人「あんたには関係ないだろ？櫻沢倫太郎教授」

倫太郎「おいおい…。そういえば…奈々美はどうなった？」

狩人「どうなった…だと！？」

狩人「そんな言い方はないだろ！！」

倫太郎「いやいや、俺だって心配しているんだよ」

狩人「それだったら、どうなった？は、ないだろ！？」

倫太郎「はいはい、俺が悪かった」

倫太郎「たまには、こっちにも顔を出せ」

狩人「嫌だね」

倫太郎「そう言うなよ。仮面ライダージンオウ」

狩人「！？」

狩人「なんであんたがそれを知っている！？」

倫太郎「俺が知らないと思っていたのか？ま、俺は翔子ちゃんに聞いたんだけど」

狩人「あいつ…！」

倫太郎「今やっていることに、口を出すつもりはないが…途中で投げ出すなよ？」

狩人「言われなくてもわかってる！！」

狩人「はぁ…」

ジンオウガ「いつもあんな感じなのか？」

狩人「あぁ…顔を合わせたら、あんなふうに口論になっちまう」

ジンオウガ「お前が一方的だった気がするが…」

狩人「あいつ、奈々美がいなくなったあとでも、あんな態度取るから…つい…」

ジンオウガ「わからんでもないが、あまりかっかするなよ」

狩人「あぁ…」

翌日

狩人「ただいま」

翔子「お帰り。朝から大変だったわね」

狩人「おいおい、他人事のように言うなよ」

翔子「アスカちゃんは？」

狩人「そのまま学校に直行したよ」

翔子「そう。こういうのもなんだけど、こういうときは、ミラーワールドは役に立つわよね」

狩人「学校近くまで一気に移動できる…けど、あまりいいものじゃない」

翔子「そうね」

狩人「ところで翔子…」

翔子「なに？」

狩人「お前、義理親父に俺がジンオウだってことしゃべったのか？」

翔子「そのこと」

狩人「黙ってろって言っただろ！？」

翔子「いや、あたしはしゃべってないわよ？むしろ、おじさんの方が、先に情報を掴んだのよ」

狩人「あいつが…？」

翔子「あたしも聞いていたけど、狩人にはこのこと内緒にしておいてくれって」

狩人「…なんだよ」

狩人「はぁ…ここ最近、隠し事ばっかりだよ」

翔子「そ、それは…」

狩人「翔子、俺が信用できないのか？」

翔子「そんなことないわよ！狩人のおかげで、オルタナティブ・ブランクが完成したんだから、感謝しているわよ！」

狩人「そいつは、テストプレイヤーとして、だろ？」

翔子「いや、だから…」

狩人「…どうせ俺は、半人前だよ」

翔子「…もう知らない！！狩人のバカ！！」

唯依「…お前らしくないな、狩人」

狩人「隊長…聞いていたんですか？」

唯依「外まで声が聞こえていたよ」

唯依「家でなにかあったのか？」

狩人「…」

唯依「ま、そこまでは追及しないが…その調子だと、アスカが心配するぞ？」

狩人「もう心配されてますよ」

唯依「だったら…」

翔子「きゃあああっ！！」

狩人・唯依「！！」

唯依「どうした！？」

「隊長！副隊長がミラーワールドに！」

唯依「まさかここを直接狙ってくるっとは…狩人！」

狩人「わかってますよ！ジン！」

ジンオウガ「ああ」

狩人「変身！！」

“セットアップ！ジン・オウガ！ジンライ・スパーキング！！”

狩人「翔子、待ってろよ！」

翔子「あいったた…まさか、ミラーワールドに引きずり込まれるとはね…」

翔子「…すぐ襲わなかったのは幸いだったか…でも、こっちの様子を探っているわね」

翔子「…まさか」

翔子「こいつを使う時が来るとはね」

狩人「翔子！翔子！どこだ！！」

ジンオウガ「落ち着け、狩人」

狩人「これが落ち着いていられるか！」

狩人「俺があんな態度を取らなかったら、翔子が１人になることはなかった…！」

ジンオウガ「…気持ちはわかるが、悔やんでも仕方ないぞ」

ダンッ！

狩人「今のは…銃声！？」

翔子「やっぱり出てきたわね」

翔子「（弾は効いている。このまま牽制し続ければ…）」

翔子「！」

バシッ

翔子「あぐっ…！」

翔子「くっ…かはっ…！まさか、もう１体…いたなんて…」

翔子「（…ダメ、やられ…）」

ゲシッ！！

ズサー！

翔子「狩人…」

狩人「じゃ…ない…？」

竜司「どうやら間に合ったようだな」

翔子「その声…」

竜司「話はあとだ。隠れていろ」

翔子「う、うん」

竜司「やれやれ、ソルジャータイプか。こっちにも現れるとは」

竜司「リオ、手を出すなよ」

リオレウス「ああ。わかってる」

竜司「この程度のザコ…時間をかけるまでもない！」

ゲシッ

ガッ

竜司「さっさと片付ける」

“ファイナルベント！”

竜司「烈火崩襲撃！！」

ドォーン！

狩人「翔子！！」

翔子「狩人…」

狩人「大丈夫か！？怪我は」

翔子「うん、大丈夫」

狩人「あいつは一体…」

“ソードベント”

竜司「来い…一刀両断だ」

ガキンッ！！

竜司「はあっ！！」

ズバッ！！

狩人「すげぇ…一刀両断しやがった」

ジンオウガ「ほぅ、あの鎧は…」

竜司「来ていたか。仮面ライダージンオウ」

狩人「あんたが翔子を助けてくれたんだな？礼を言わせてくれ」

竜司「当然のことをしたまでだ」

竜司「それに…お前の力を借りるまでもない」

狩人「なんだと…！？」

竜司「余計なことはしないことだ、ジンオウ」

狩人「なんだよ、お前…一体何者だ！？」

竜司「仮面ライダーレウス。お前と同じ、ミラーモンスターと契約したライダーだ」

リオレウス「俺はリオレウス。詳しいことは、そっちのジンオウガにでも聞いてくれ」

ジンオウガ「やはりお前だったか、リオレウス」

リオレウス「久しぶりだな。積る話もあるが…ま、昔話は次の機会にしておこうぜ」

竜司「行くぞ、リオ」

狩人「仮面ライダーレウス…なんだよ、翔子を助けてくれたから、いい奴だと思ったのに」

翔子「狩人、その…」

狩人「…ここで長話はよくない。戻るぞ」

翔子「う、うん」

アスカ「そんなことがあったんですか。でも、翔子さん、銃撃てるんですね」

翔子「それなりの訓練は受けてきたつもりよ。腕は…まぁそこまでうまくはないけど」

唯依「そうか？一般兵よりかは、マシだぞ？」

アスカ「センパイ以外の仮面ライダーか…私も会ってみたかったなぁ」

狩人「けっ、なんだよ、あの野郎」

アスカ「ところで、センパイはなんでずっと不機嫌なんですか？」

翔子「まぁ、ちょっとね。（あのレウスという仮面ライダー。もしかして…）」

～？？？～

クリス「うん、よろしく」

クリス「あら？戻ってきたの？」

？？「お久しぶり、というべきですか？クリス教授」

クリス「連絡ぐらい入れてくれたっていいのに。それに、教授はよしなさい。竜司」

竜司「…そうですかね？“義理母さん”」

第７話へ続く

新たな仮面ライダー、レウス。それと時を同じくして、もう１人のプリキュアも現れる。

その強気意志で、ミラーモンスターを倒す！

次回

第７話「貫くは正義の意志」

次回もセットアップ！