[シンガポール 17日 ロイター] インドネシア・パプア州(ニューギニア島)のフォジャ山脈で、鼻に突起を持つカエルや記録上で世界最小とみられるワラビー(小型カンガルー)、黄色い目のヤモリなど、新種と考えられる生物が複数発見された。国際環境保護団体コンサベーション・インターナショナル(CI)と米ナショナルジオグラフィック協会の調査チームが17日、2008年末の現地調査の結果を発表した。地球温暖化や人口増加の影響による動植物種の絶滅の加速が懸念されており、調査に参加したCIのブルース・ビーラー氏は「こうした驚くべき生物種の発見は、待ち望まれた明るいニュースだ」と述べた。国連の生物多様性条約事務局の最近の報告によると、世界各国政府は、2010年までに種の絶滅を減らすとした2002年の合意目標を達成できなかった。10月に名古屋で開かれる同条約の締約国会議(COP10)で、向こう40年間の新目標を検討する。

新種の生き物なんて、何かワクワクします!