アンドリュー・ワイエス展 | 明日見ていたringin' ハレーション.waver

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ENVY当日に、夕方BUNKAMURAにてアンドリュー・ワイエスが来ていたので見に行く。今回で3回目。


先日、NHK日曜美術館でも特集されていたので、混んでいるかも・・と思っていたが、やはり混み混みだった。


でも、みなさん静かにゆっくり見ておられ、たまにソファに座ったり、列を離れて戻ったり小二時間(笑)じっくり堪能できて満足だった。


ワイエスとの出会いは、かれこれ10年前、ニュー・ヨークのホイットニー・アメリカ美術館にて。週一回カンパで入れる日があって、3ドルくらいで(笑)その時の衝撃は今も忘れられない。


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sdchは、元々パンクな岡本太郎のようなタッチにしか興味がなかった。だけど、ワイエスはひたすら写実的で、絵というよりも写真を見てるようなかんじで、一体どうやって描いてるのかな~って、その時、初めてテンペラ画という存在を知ったのでした。どうやら卵の殻をつぶして描くらしいと。


ですが、今思うと大作がどーんどーんと飾ってあって、離れても近くで見ていても、どこか遠くを見ているような、そしてどこまでも、悲しい風景。いつの間にか点点の嵐に自分が飲み込まれている感覚に。気がつくと泣いていて、ぐるぐる展示会場をまわっていた。


それから、すぐにもう一度見に行った。


最近、青山の美術館に来ていたので、久しぶりだな~って期待して行ったけども、作品数は少なく、素描が多かったので少しがっかりだった。基本的に代表作品はアメリカから持ち出されないと聞いていたので、仕方ないなぁとは思ったけれども。


ワイエスの作品は写真集や、葉書を見てもぴんとこない。sdch自身、本物と対峙できたからこんなにも予想もしない感動をもらったと思う。


前置きが長くなったけど、そんなわけで、今回もあまり期待はしていなかった。


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そんな杞憂もなんのその、今回のワイエス展はBUNKAMURAが”これを伝えたい”という趣旨がはっきり打ち出されていて、とても素晴らしい展示会だった。何も、テンペラ画=ワイエスではないのだなと。それに10年経って自分もかなり変わっているのにも気がついた。


一つの作品に至るのに何枚ものクロッキー等の素描があり、時には遠くの背景のアップ&細部描写、切り取ってそこまで描くのかー!!というくらいの細かく繊細描写。そこにはワイエスの観察眼。集中力。こだわり。思い入れ。気持ちがあますことなく表現されていた。


だから鉛筆でも、超投入している作品は本当に、「はぁ・・・…」とため息がでるような・・まさにワイエスなのだ。


テンペラ作品もあったが、写真と違うのは、思いがこめられているということ。生命、生きることへのこだわり。人生の味わい。原風景のアメリカからにじみ出るワイエスの人生観。見ているとだんだん自然と癒されるのだった。


会場に人はたくさんいたが、不思議とほわ~とした空間だった。ゆりかごのような。。。


ワイエスは現在91歳。今年夏のインタビュー映像や、作品にも出てくる実家等の映像も流されていて、とても嬉しかった。ワイエスはさまざまな技法があるが、関係ない。大切なのは、感情とスピリットと笑っていた。その目は、まるで鹿のようで、つぶらで素朴で優しくてきれいだったなぁ。


ワイエスは描かずにはいられないからと、今も、休みの日というのは特にないらしく毎日描いているそうだ。


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