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『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』


今更ですが、初めて押井守監督の映画を見た。

グレードアップ・バージョン2.0がこの夏公開されたというタイミングらしい。


まず、絵が美しい。そして流れるBGMが気高い。そしてアジア発。


よく見ると、日本でも中国でもない、近未来であって古い文化もきちんと残っている。


ありそうで、どこでもない設定。


そしてストーリーはテロ系の事件を追う内閣府直属公安組織というところだと思う。

難しい言葉がいっぱい。だが、発想が素晴らしい。


ロボット、サイボーグは基本だが(ここでは義体と言っていた、確か)電脳。

人間の欲望はデジタル、コンピューターと融合して、どこまでも生きたいというのと、

アンドロイドというのと、ごちゃませ。


犯罪者の記憶が取調べで、全部仕組まれた映画を見させられた、

すりこまれた作り物ものだったとか。こういうの見ると”人生”ってなんなんだろうって。

自分とはとかやっぱりふと考えてしまう。


記憶キオクきおく。脳の一部だけ生き残ってロボットとして生活する者とか。


キオクと人生なんだろうって。


『イノセンス』というその後の一本も見た。色が本当にうっとりするぐらい美しい。

都市やら装飾やら、青を引き立てる緑や、黄色の絶妙の混じりあい。すげえ。


アジアの女性の祝詞のような唄とドン・・ドン・・というシンプルなサウンドが映像と

ぐんぐんマッチして、夢にも出てきそうなアジアの近未来世界。


最初、押井作品は日本では不発、アメリカでブレイクして逆輸入したらしいですね。

まるでYMOと同じ。精神文化やはり低いぞ、日本(苦笑)




『日本沈没』『日本以外全部沈没』


西村左京原作で昔の映画から30年してのリメイクともう一本。

なんか2008年の今の方がリアルだ。

本当にあったら、そのときに自分は・・どうするかなと。


主人公の草なぎ剛が、恋人の柴崎コウの人を助けたいから日本に残るという姿などを見て、

イギリスに亡命するのをやめて、犠牲になるという話。

または彼のお母さんは命よりも思い出(好きな人と居る)が大切と実家に残る姿。


または日本に外国人が亡命してきて、食糧難になって、

プライドとか私欲の絡み合いでどろどろ。これもまたハッとした。


家賃は払っても、なかなか地面の上に安心して暮らせることに感謝するのを忘れがちだなぁ。


着る物なくても生きられない、食べ物なくても生きられない、住む館なくても雨風しのげず生きられない。


そして地面なければ動けない、だ。人間は弱い。生かされている。