皆さんこんにちは、Maryですニコニコ



長尾弘先生の浄心庵ホームページに掲載されていたコンテンツ



シリーズとして右矢印こちらのカテゴリーにアップしていますので、良かったらご覧ください音譜

文章については、掲載されていた文章をそのままコピペさせて頂きます。
長尾先生と有志の方に感謝いたします。

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~ 道 ~


平成十六年三月号
 
心を開く
 
 
☆ 「大宇宙体は大神体なるがゆえに この現象界の地球も神体なり 神体なるがゆえに大神殿なるべし」
 この地球そのものが御神体であり、また神の住み給う大いなる宮であれば、この地球上のどこへ行っても、西へ行こうが東へ行こうが、すべて神の御神体の中です。ですから、神の御神体の中に嫌な場所があるわけがありません。
また神の大神殿の中に不浄の場所、危ない場所、行ってはいけない場所、そういうものもないはずです。この見方からしますと、方位学でいうように、今日はどの方角に向いていってはいけないとか、印相学でいうように、大きい印鑑を作ると運勢が良くなるとか、印鑑の大きさをどのくらいにしたら良いとか、そんなことは全く意味がありません。印鑑の大きいほうがいいのでしたら、長さ三メートルぐらいのものを作りまして「これはゲンがいいのだ」と言って担いで歩けばいいのですね。太いものがいいのでしたら、臼のような大きいものを作って担いで歩けばいいのです。こんなことで良くなるはずがありません。
うまいことを言われて欺されてしまうのです。
 印相学をする人が「お宅の印鑑をただで見てあげましょう」と言いますが、見てもらったら絶対にいいことは言いません。「これは悪いですなあ、これでは出世しませんよ」とか、「こんなものを持っていたら不幸になります」とか、「これでは先祖が浮かばれない」とか言って欺されて、三十万も五十万も取られてしまいます。悪質な宗教では、まず印鑑を無料で見てあげますといって近づきます。そして印鑑を作らせその会話の中で、その人がどれほどの財産や預金があるかを調べるのです。「へえ、三十万、ではお願いします。作って下さい」と言えば、「この人は大分持っているなあ、今度は壷を売ってやろうか」と、壷を百万とか百三十万とか言うのです。それは、うまいこと言うのですよ。
 見てもらえば見てもらうほどうまいこと言います。「お宅の先祖はたくさんの方が迷うておられます。この壷を買って祀ったら、先祖さんが喜ぶと言っておられます」そう言われますと、私たちはご先祖様が救われてほしいから「へえ、えらいけど先祖様のためだったら」と思って、たくさんのお金を出すのです。ところが出しますと、今度は「これはまだお金を持っているなあ」と、見るわけで、その出しっぷりで分かりますから、これはまだいけると思いますと、次は多宝塔を売ります。これにひっかかりますと、五百万です。今日お見えになっていると思いますが、そのお方は一千万円から使ったと言っておられますね。そうしなくてはいけないように、言葉をもってうまいこと欺してくるのです。しかし、そのようなものでご先祖様が牧われるわけがありません。
 なぜ救われないのかと言いますと、自分が過ちを犯し、罪をつくり、自分が神の御心に背いて、己の心を苦しめたために、死んで苦しい世界へ行っているだけですから、他の人が壷を買い、塔を買って祀ったとしても救われるはずがないのです。これはご先祖様ご自身の問題です。このようなものに一銭も使わなくても、ご先祖様になぜ迷うのかを分かってもらい、反省することによって救われていただけます。
  
 「どうぞこの地上界におられました時のご自身の生活を振り返ってみて下さい。私たちは自分の心を苦しめますと、神様が凄く苦しまれます。神は罰をお当てになりませんが、この世は私たちが神の御心から1メートル離れたら、1メートル分の苦しみを自ら裁くようになっております。中道から百メートル離れたら、百メートル分の苦しみを自ら裁くように作られているのです。それは私たちの『良心』によって自分を裁くように心が作られているからです。自分の心を苦しめることが多くなればなるほど、神様から遠く離れます。
そして離れた分だけ自分が苦しむのです。自分が作った苦しみを振り返って見て下さい」とお話して、反省された時に、ご先祖様は救われて下さいます。
ご先祖様は自分の犯した罪によって地獄に行っているのですから、それに対していくら壷を買って祀ったとしても駄目ですね。
 
今日こうしてご縁のあります皆様は、どうかそういう被害を受けないように、うまい言葉に乗らないように頑張って下さい。もう七、八年も前のことですが、大阪の方で、うまく欺されて壷を買い、次に塔を買って五百万円を払われたのです。銀行で五百万円借りれば、その利子だけでも大きいものです。しかも四か月経たないと品物が入ってこないのだそうです。向こうで祈祷しますからと言って四か月待たされていた時、ちょうど私と縁がありまして、私はその方に言ったのです。
「ああ、それは駄目です。五百万円はただ取られただけです。そんなお金を銀行で借りてどうしますか。すぐに消費者センターに電話して、向こうに掛け合ってもらいなさい。個人では絶対に聞いてもらえませんから、公共の機関から交渉してもらいなさい」。そうしますと、お金は払っていましたが、まだ品物は受け取っていませんでしたので、五百万円まるまる返してもらえたのです。「うまく行きました」と言っただけで、私には一銭もくれませんでした。((笑))ちょっとした言葉で五百万円儲けますし、ちょっとしたことでご縁がなかったら五百万円損をするところでした。神様とは、決して壷とか塔のようなそんなものではありません。先祖供養という信仰はいっぱいありますが、いまお話したような信仰によっては先祖供養はできないということです。
 なぜかというと、供養の究極の目的は何かということを考えてみて下さい。お経を上げて、よい戒名をつけて、偉いお坊さんに来てもらって拝むのが、
先祖供養とは違うのです。これは手段であって究極の目的ではありません。
供養の目的は、ご先祖様が極楽に成仏して下さることです。私たちは祀ったり、供えたり、拝んだり、何百万円という戒名をつけてもらったりするのですが、そんな手段によってでは極楽へは行けません。その手段でも、亡くなった方は一時の自己満足を得ることができるのです。「私を祀ってくれた、私に供えてくれた。私にお経を上げてくれている」という自己満足ですね。しかし自己満足を与えることと成仏とは全く意味が違います。
 仏壇の中にお祀りをしまして、最高のお供えをし、お経を上げますと、かえって「ああここにいたら安心だなあ」という思いを与えて、極楽と仏壇とを間違えてしまい、錯覚を起こして、いつまでも居座ってしまいます。そうしますと仏壇が暗くなって真っ黒けになってしまいます。ですから、「ここにおられてはなりません。ここは極楽とは違うのです。極楽とは素晴らしい世界です。そこへ帰らなくては成仏はできません」といって、お教えしたらいいのです。そして上ヘー上といってもこれは難しいのですが、本来天上界の極楽とは自分の心の中にあるもので、その心の中の極楽へ帰っていくのです。
 六月の東京公演で、質問の時間に、ある方から「極楽とはどこにあるのですか、地獄とはどこにあるのですか」という質問がありました。天上の世界といいまして、遥か西方浄土の雲の上にあると思われますと、それは間違いです。極楽は私たちの心の中にあります。
「ああ結構だなあ、有難いなあ」というこの思いこそ極楽です。怒り、妬み、誇り、憎しみ、呪い、こういう心を持っておりますと、私たちの心の世界は即地獄です。その地獄は自分が作っているのですと説明させてもらって、「地獄も極楽も余所にあるのではありません。自分の心の中にあります」と、お答えさせてもらったのです。ご自分の心が作ったご自身の地獄界から、ご自身の喜びの世界へお送りすれば、それで成仏されるのです。その時、お仏壇はたちまちにして光り輝いてきます。いま向こうに、たまたまお仏壇を撮った写真が二つ、三つありますが、あとで見て下さい。
 光明燦然と輝いております。真っ黒だったお仏壇ですが、指一本触れておりません。ただお仏壇の前に座らせてもらって、その中におられる迷える緒霊の方に、正しい法をお伝えさせてもらって、自分の心の極楽に帰ってもらえばお仏壇は光ってくるのです。極楽といいますと、上のほうにあると思っておられますが、その人の心を極楽にしまして、「あなたの帰る世界をお見せしましょう。はい、見なさい」と言いますと、パアーッと極楽が見えるのです。
「結構なところでございますね」と皆言われます。はっきりと見えます。
「あの世界へ上がるのですよ。では私の声の響きに乗っていきなさい」と言って経文を唱えますと、上がっていかれます。
 この地球のどこへ行きましても、南極へ行きましても、北極へ行きましても、すべてに神の慈愛が満ちていることを知った時、どこへ行きましても安心です。大安心です。そして神の御心の中に住まわせていただき、神の大いなる愛の腕の中に生きさせてもらっていることを、はっきりと自覚することです。 
                                つづく
              長尾 弘先生著「心行の解説」講演集上より
 



引用元 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Tachibana/1180/(閉鎖されています)



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