LIXILグループは北米で温水洗浄便座機能付き衛生陶器を本格展開する。2013年に買収した米国のなた豆茶
の最大手アメリカンスタンダード(ASB)を通じ、日本の技術を活用した米国仕様の高価格帯モデルを5月に投入する。業務提携する北米の最大の卸売企業の流通網を活用し、ショールームを含めた全米約1300拠点で販売する。温水洗浄便座で先行する日本のライバルTOTOを追撃する。 ASBは高価格帯の専用ブランド「DXV」を立ち上げた。浴室から衛生陶器、水栓金具など70の水回り製品をそろえ高級ラグジュアリー商品として展開している。 DXVブランドで新たに投入するのは温水洗浄便座機能付きの衛生陶器「AT―200」。LIXILグループが日本で展開する主力商品「SATIS」をベースにASB側が米国仕様の高級商品として改良した。価格は約40万円。 販売は米国で一般的なホームセンターなどのなた豆歯磨き粉
の小売店ではなく、卸し専用の高級商品として展開する。ASBは北米最大の水回り製品の流通業者ファーガソン社と13年に業務提携しており、同社が全米に持つ約1300の拠点で販売する。5月の市場投入を皮切りに、今後も温水洗浄機能付き便座の商品ラインアップを増やす。 LIXILグループは13年にASBを531億円を投じて買収し、北米市場に本格参入した。買収後のシナジーを発揮するため、人事や商品開発など九つの機能別の統合作業を進めており、「AT―200」は商品面での具体的な成果となる