◆バレーボール 女子世界選手権第3日(31日、東京・国立代々木競技場ほか) 1次リーグA組で、世界ランク5位の日本は同14位のアルジェリアを3―0で破り、開幕3連勝で2次リーグ進出が確定した。今年初めて全日本入りした迫田さおり(22)=東レ=が初先発し、得意のバックアタックを武器に両チーム最多の18得点と大活躍。同組のセルビアもペルーを破って3戦全勝。1日は休養日を挟み、日本は2日にコスタリカと対戦する。
新ヒロインの誕生だ。試合はわずか64分。第3セットで相手が泣き出すほどの圧勝劇をけん引したのは、初先発の22歳。「1番ジャンプするし、後ろから決めてくれるから楽になる」と真鍋政義監督(47)。迫田は「打ちやすいようトスを上げてもらった」と仲間に感謝した。
朝の練習後、真鍋監督から「楽しみながらやれ」と先発を告げられた。「スタートから入るので結果を出さないといけない」と迫田。トスから速いタイミングで打つバックアタックが決まり、スパイク決定率はチーム最高の68%に達した。
鹿児島西高時代は県大会2位が最高という全国的には無名選手だったが、Vリーグの東レ入団から才能が開花し始めた。175センチはアタッカーとして小柄だが、最高到達点の305センチは全日本でも上位に入る。男子並みのバネで繰り出す強打が指揮官の目に留まった。
「全日本に選ばれた時は正直いいのかなと思った。すごい経験をさせてもらっている」。今大会の開幕当日(29日)は父・保行さん(53)と母・幸子さん(53)が鹿児島から応援に駆けつけた。試合後は、テレビ放送を見た知人から携帯に16件もの応援メールが入っていたという。
「緊張して力を出し切れないことがある」と自己分析するが、バンクーバー五輪でフィギュアスケート銀メダルを獲得した浅田真央の演技を見て勇気付けられた。「重圧の中で頑張っていた。私もプレッシャーに負けない選手になりたい」。
開幕3連勝は予選リーグ全勝した98年大会(8位)以来3大会ぶり。「自分のやるべきことを頑張りたい。コートに入りたい」と迫田。前回銅メダルメンバーが残る3日のセルビア戦がメダルへの試金石となる。
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