10月21日水曜日。
お腹は張ってきた感じがする。
という事でしたが、私が夜帰るまでは苦しいってほどではなかったです。
この日、担当医に時間を作ってもらいちょっとお話をしました。
癌の遺伝子検査をうけたいこと。
(子供たちに家族性大腸ポリポーシスが受け継がれてるかどうかを調べるためには、夫の遺伝子検査をしないといけません。)
余命。
もし、亡くなった場合…使える臓器があればドナーに回して欲しいこと。
そして、何故か空海とか最澄のはなし。
(先生勉強したのかな?もしかして…
もとからそういうはなし知ってたとか?)
遺伝子検査は、先生は100%じゃないから受けなくてもいいと。
それよりも、高校生くらいから内視鏡検査を受けて、もし遺伝してたら大人になる前に大腸全摘出の手術をした方がいいとおっしゃってました。
小腸から肛門に直接繋ぐ手術だそうです。
若ければ早く身体が適応するから将来的にはとても良いと。
なるほど、ポリープの大元をとってしまうのか。
身体は適応するのか…
なるほど…
内視鏡はともかく、手術となればまたこの病院だろうから…子供たちの担当医になって欲しいなぁ。なんて思いました。
きっと、簡単な事ではないと思うんです。
大腸とっちゃうなんて。
先生は心配させないためか、それともなんて事ないのか…わかりませんが。
大丈夫だよって感じで話してくださいました。
子供たちの事、信じて。
夫よりも長く生きてもらう為に。
私、恨まれても泣かれても内視鏡検査をちゃんとうけさせるね!夫!
恨まれたら私、夫のこと恨むよ!
余命は変わらず。
数週間ですとの事。
入院したときに数週間だったから、いい感じに時間が引き伸ばされてるようです。
辛いのも、腹水だけみたいだし。
先生は苦しくなる前に腹水は抜こうねって夫の気持ちを尊重してくれてるし。
うん。
大丈夫。残りしっかり生きよう。
ドナーに関しては、癌患者だと、なかなか厳しいらしいです。
どこに癌細胞が飛んでるかわからないからね。
若い頃からなにかあったら臓器提供したい。
と言ってましたが、病気しちゃうとそれも叶わなくなっちゃうのか…
ほんと、憎いなぁ癌め。
空海とか最澄のはなしは、私はよく分かりませんが、なんか色々話してました。
楽しそうでした。
この日は穏やかに過ごせました。
よかった。