ファンティックのイタリア本社によれば、一番人気は2スト50モタードだそうです。
イタリアの小僧たちは、やはり50ccから始めるんですね。
免許制度や税金の具合で、次は4スト125が人気だそうですが、いずれにせよ小排気量でしっかりと経験を積んで、その後の長いバイクライフに繋げていく人達が多いようです。
そんなイタリア小僧たちの「憧れ的存在」、それがファンティックだとか
ハイスペックで装備充実。
数年前まで取組んでいたレース活動では、イタリアン&ヨーロピアン チャンピオンでしたから、実際の走りも折り紙付きです。
その分、少々お値段が高めですが、それだけに「憧れ的存在」になりえたのでしょう。
ここ2、3年は Valenti がタイトルを獲っているようですが、
この FACTORY はスゴいですね。
RME という名前です。HM HONDA の CRE みたいな関係かな。
ベースグレードの他に、 RACE と FACTORY の合計3グレードですが、
ベースグレードでも 4,165ユーロ。140円換算で 583,100円になります。
ファンティックも同じような値段になりますし。。。
でも、ヨーロッパでは Beta も同じような50ccを出しています。
2014の本気バージョン!
RR Enduro 50 Factory!!
50のスペシャリストなオヤジも居るようですが、本来的には若手の登竜門クラスとして、その存在意義が認められています。
Factory同士のぶつかり合いだけでなく、RACEグレード(FANTICではCOMPETIZIONEというグレードですね。)でプライベートでレースを楽しむ層も『分厚い』みたいですよ。
だからこそ、成り立つクラスなんでしょうね。
いいな~、イタリア。 いいな~、ヨーロッパ。
でもでも、日本のオヤジの情熱も負けていません。
JNCCで試乗会をすれば、50ccに対する関心の高さは非常に高いものを感じます。
そして実際に乗ってみてくださった皆さんの反応も、至極 ほほえましい(?)ものです。
昔の2ストはこんな感じだった!結構パンチあるね!でも下が全く無い!ギアチェンジ忙しない~!あー、シフトでミスったら加速しない~!懐かしい~!おもしれー!!
そう言いながら、満面の笑みがこぼれるんですから。こっちも嬉しくなります。
で、最後に『もう一周、走ってきても良い?』(笑)
気持ちは高校生時分にタイムスリップしてるんでしょうね。
バイクの運転が楽しくて仕方ない!!みたいな。
オジサンの涙が ちょちょぎれるような体験ができる「タイムマシン」かも。
そんな「ちょっと贅沢な大人の遊び」が少し広まれば、若手に『お下がり』が回っていかないかなぁ。