今回は修理事例ブログです。

 

 

BMW F20 M135ⅰ。

3リッター縦置き直列6気筒ターボを後輪駆動のFRで操れる数少ないスポーツハッチバック。

面白くないワケがないんですが・・・

 

 

BMW特有のオイル漏れです。

これと向き合わないとBMWには乗れない。

 

 

エンジンはN55。

いいエンジンなんだけど、漏れると手がかかります。

 

 

アンダーカバーもギットリ・・・

これはマズイ。

 

 

オイル量も半分以下を示している。

 

 

オイル漏れの主原因はエンジンオイルパンから。

ガスケットの劣化です。

 

 

オイルパンからと言ってもサクサクできるワケではなく・・・

オイルパンを取り外すにはサブフレーム(メンバー)の取り外しが必要。

 

 

サブフレームを取り外すと、それに載っているエンジンが一緒に落ちてくるから上から吊っておく。

 

 

で、サブフレームを降ろした。

 

 

そしたらオイルパンが丸見えに。

あとは左側のエンジンマウントも切り離しが必要。

 

 

オイルパンを取り外した。

 

 

エンジン側はこんな状態。

ここからガスケットのカスを取り除き、表面をストレートな平面に仕上げます。

 

 

洗浄&面出し後。

綺麗になりました。

 

 

オイルパンも面出しして洗浄。

新品のようになりました。

 

これでガスケットを交換すればもう漏れない。

 

 

組付け。

ガスケットとオイルパンの取付ボルトはマストで交換です。

アルミボルトは締め付けトルクがシビアなのでデジタルトルクレンチを使って角度締めまで丁寧に行います。

 

 

洗浄時はオイルレベルセンサーも取り外すのでセンサーのパッキンも同時交換しましょう。

 

ここまでくればあとは戻していくだけですが・・・

 

 

取り外すならエンジンマウントは同時交換しておこう。

これ結構大事ですから。

 

 

反対側もね。

左右で品番が異なるので組み違いには注意。

 

この後は汚れていたサブフレームも洗浄して・・・

 

 

ドッキングです。

綺麗になって気持ちイイ~キラキラ

 

 

汚れて劣化していたベルト類は・・・

 

 

リフレッシュ。

ベルト、テンショナー、アイドラー全て交換。

 

 

ラジエターアッパーホースもオイルでふやけていたので交換。

放っていると突然カシメ部分から破裂しますよ~

 

あとはエンジンオイルとクーラントを充填。

 

 

エンジンオイルはLIQUI MOLY(リキモリ)MOLYGEN NEW GENERATION 5W40!

 

 

グリーンのイケてるオイルです。

高回転までスイスイ回りますよ~

 

 

漏れチェックしながら組み上げる。

バッチリ調子も良くなったのでこれは楽しみ。

 

 

最後は試乗して確認。

足回りの不具合やアライメントを確認して完成。

 

やっぱM135は面白いね。

怖くて全然踏んでないけどw

 

これでまた活躍してくれそうです。

 

ご依頼頂きましてありがとうございました。

 

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