気温が上がり作業もしやすくなった。

 

そんな今日は・・・

 

 

アウディR8。

 

 

以前マフラーを交換したのだけれど、バルブの切替ができなくなりサイレントモードに入らなくなってしまった・・・

 

 

そして耐熱のホースに交換。

 

 

切替もできるようになったので大丈夫だろうとお渡し。

 

その帰りにまた切り替わらない!と。

 

 

で、現在お預かり中となってます。

 

今回は何故切り替わらなくなってしまったのか?

作業ミスを疑い基本的な所を点検。

 

 

そしたら答えがわかった。

写真は右側のバルブにバキュームテスターを接続している図。

 

しっかり負圧がかかってバルブを閉じることができています。

 

左側は・・・

 

写真を撮り忘れたw

 

結果は左のバルブに負圧がかからず、ホースの破れも疑い取り外してみることに。

 

ですがこのマフラー、可変バルブの取付位置が純正とは違いめちゃくちゃ遠いんですよね~

 

 

タイヤを外したりなんなりで横からのアクセスを試みるもわずかに見える程度でとても手が届かない。

 

それならば・・・

 

 

ディフューザーを取り外して真下からアクセス。

 

 

取り外したディフューザーは養生して安全な所で保管。

 

 

なんとか外れた。

ここで再度バキュームテスターを接続すると、バルブ本体からのエア抜けを確認できました。

 

これさ~、バルブの取付位置が悪いよね。

バルブは新品に交換して組んでるから壊れるには早すぎる。

 

熱害による破壊が起こってしまったようです。

 

バルブの位置を考えて設計はしていないのかな。

放熱しにくい位置と、バルブとエキゾーストパイプの距離が近すぎる事が原因でしょう。

 

文句を言っても問題は解決しないのでやれるべきことをやります。

 

 

今は正常に動いている右側もバルブが少し焼けてしまっている。

 

これは明らかに熱害が起こっている証拠、すぐさま外れている左側のバルブで型を取り・・・

 

 

バルブ用のシールドを追加。

手が完全に入らないから地獄級の難易度だったけどこれでバルブはある程度保護できると思う。

 

とりあえずどうにでも動けるように壊れているバルブは先行して手配。

届き次第左側も同じくシールドを追加する。

 

これでどこまで耐久できるかはわからないけど何もやらないよりはいいと思います。

 

あとはオーナーの考えに従って別のマフラーに交換するなり、ノーマルに戻すなりは自由だと思う。

 

ただ、R8のマフラー高いからな・・・

 

こちらはどちらにでも対応できるように準備をしておく。

 

 

ディフューザーが外れるとミッションがちょい見えしてカッコイイ・・・

 

カスタムはやれば終わりじゃないってところが難しいんですよね。

ただ、起きた問題に対してどう対策するか、課題が生まれるのは面白いところ。

 

 

来週も作業が盛り沢山なので課題を残すのは好きじゃないケド、何度も同じことを繰り返さないように一歩ずついこう汗うさぎ

 

休み明けまでの宿題だ・・・

 

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