昨年好評だった館山マンボウツアー!

今年もゲストからリクエストがあったので5月にツアー開催しました。

 

館山にマンボウが定住しているわけではなく、南からの海流に乗って房総沖まで回遊して来ます。

その過程で間違えて漁師さんが仕掛ける定置網に紛れ込んでしまった個体を一時的に保護し、エサなどを与えて元気になったところで放流しています。

今年もちょうど保護されたタイミングでツアーを開催することができました♪

 

出発は5月17日(金)の夜。

お仕事が終わってから参加いただけるので、有給などをとる必要もなくツアーにご参加いただけます。

この日は市川市にあるスーパー銭湯で仮眠。

硫黄風呂や薬湯などがあり体の芯までポカポカ!

1週間の疲れを癒してお休みいただきました。

 

翌朝は6:00に施設を出発。

初日潜る予定の波左間を目指しました!

館山は房総半島の突端に位置し、東京湾側と太平洋側それぞれにダイビングポイントがあります。

波左間は東京湾側にあり、水中神社やブロック漁礁などテーマパークのような楽しい海で初心者にも人気があります。

1本目はメインポイントの1つ「高根」へ!

このポイントに水中神社が設置してあります。

水中のちょっと離れたところには神社のお社もあり、近くにある洲崎神社の分社にもなっています。

 

<鳥居の前で集合写真!>

 

<このエリアの主「コブダイの頼子」!かなり人懐っこい!>

 

<こどもの日の名残りで水中に「鯉のぼり」もありました!>

 

<賽銭箱も設置してあり陸上と同じようにお参りも出来る>

 

<初ファンダイブでイルカを見れたS様!ご利益バッチリ!>

 

一人ずつ順番にお参りをしていたら、ゲストのS様がただならぬ様子でアピール!

ふと視線の先に目をやると・・・

な、なんとイルカが2頭泳いでいるではありませんか!

あまりにも唐突過ぎてカメラを準備する暇もないくらいでしたが、しっかりと心に

焼き付けました。

イルカはゆっくりと泳いで青い海に吸い込まれて行きました・・・

その後は気を取り直して神社でお参りをしたり、水中でレギュレーターを外して呼吸ができるアクリルドームなどで写真を撮りながらたっぷり堪能しました。

 

<ドーム状のアクリルガラス内で記念写真>

 

 

2本目は1番のお目当て「マンボウランド」へ!

大きな生簀の中に保護されているマンボウを見に行きました。

 

<とても穏やかな性格のマンボウ>

 

体長は2mくらいでとてもちょうどいい大きさ!

あまり人を恐れない性格らしく、写真を撮っているとわざわざ向きを変えてカメラにぶつかるほど近くに寄って来てくれました。(笑)

たまたまゲストも少なく、じっくりと近くで観察することができました!

 

3本目は人工漁礁の「ドリーム」へ!

人が通れるくらい大きな穴が空いているブロックが4段くらい積み重なり、そのトンネルを通りながらソフトコーラルやハナダイの群れなどを楽しむことができます。

 

<コンクリートブロックにはソフトコーラルがビッシリ>

 

<中性浮力の練習にもピッタリ!>

 

あいにく透視度が低下してしまい魚の群れを見ることができませんでしたが、透視度がいいとタカサゴの群れなどを見ることができるポイントです。

 

 

アフターダイブは宿へ!

館山ツアーで宿泊することが多い「伝平」さんは日中はお寿司屋さんを営まれていることもあり食事のボリューム、味ともに人気のお宿。

この日も名物の千葉名物のサンガ焼きなどを美味しくいただきました♪

 

<サクサクの天ぷらや煮魚、包み焼にご飯とお吸い物、写真に写しきれません(笑)>

 

マンボウに会えたことを祝しみんなで乾杯!

楽しいひと時を過ごすことができました。

 

<共通の話題があるので話にも花が咲きます>

 

2日目はサメ&エイがうじゃうじゃいる「伊戸」へ!

初日は準備に時間がかかっていましたが、2日目は準備も手早くできるようになり少し余裕も出て来たようでした。

1~2本目ともに通称「シャークスクランブル」と呼ばれるポイントへ。

漁師さんの定置網にサメが入らないよう、漁師さんとダイバーが協力しているダイビングポイントで、網にかかった雑魚をエサ籠に入れサメやエイを呼び寄せて、ダイバーはそれを観察出来る珍しい場所。

ここで見られるサメはドチザメと言いとても臆病な性格なので人を襲うことはありません。またエイも人間を外敵とみなしていないためすり寄って来るほど。

 

<たくさんの魚に囲まれる>

 

<触れる距離まですり寄って来るアカエイ>

 

<ここで見られるドチザメは大人しいので安心>

 

<数千匹はいたであろうフグの群れ>

 

<2日目になると余裕が出てきました!>

 

今回は濁りが流れて来てしまい遠くに行けませんでしたが、少し沖に泳ぐとイサキの大群などを見ることができとてもダイナミックなポイントです。

そして安全停止中には渡り鳥でもある海鵜(うみう)が素潜りしていました。

エサが欲しかったのかダイバーの手の届く距離まで寄って来てくれました!

 

終わってみればあっという間の2日間!

「帰りたくない~!」というゲストがいるくらいとてものんびりしたツアーとなりました。

今年OWDを取ったばかりのS様は無事にアドバンスも取得!

買ったばかりのマイ器材も少しずつ使いこなせるようになって来たようでした。

またツアー2回目のご参加のM様は耳抜きを完全にマスター!

鼻をつままなくても出来るようになったとか・・・!

天候にも恵まれてそれぞれに成長ができたツアーになりましたね。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

 

<また一緒に潜りましょう!>