天ぷら選抜チームを作りたい。
昨晩、天ぷらを食べた。大皿いっぱいに多種のネタが敷き詰められていた。一般的な大葉、エビ、なすはもとより、変わり種であるレンコンやアスパラガス、たこも軒を連ねていた。家族が5人いるので大皿をいっぱいにしても果たして足りるのかと心配していたが最終的にはどれも一つ、二つずつくらい余ってしまった。かくいう私も箸をを握り始めた頃は息巻いていたが、5つ6つ食べた頃にはもう胸の奥がむかむかした。そこで考えた。天ぷらの時は選抜チームを組むべきだと。明らかに時間と反比例していく食欲の中、最高の天ぷらディナーを遂行するには量より質を高めていく必要があると判断した。
そこで今ここで天ぷら選抜を行いたいと思う。昨日の思い出も含めて現在の私の天ぷら順位は以下のとおりである。
1位→なす
2位→キス
3位→れんこん
4位→えのき
5位→いか
6位→かしわ
この6種でワンチームにしたいというのが現監督の意向だ。異論は盛大に認めたい。特に3位のレンコンは昨日めっちゃおいしくて入れちゃったいわばぽっと出の野郎だ。今後の活躍次第でチェンジもありうる。一方、1位と2位は不動であると宣言しておこう。一位のなすに関して異論がある人はそういないと思う。普段は硬くて青臭いなすの油との相性、揚げた時のトロっとした触感とジューシーなうまみ、油にくぐらせた瞬間、革命は始まっている。堂々の1位。2位のキスは賛否が分かれるかもしれない。そこまでなじみがある魚でもないし、天ぷらをするときキスを揚げる家庭も少ないのではないかと思う。私は釣りが趣味で毎年梅雨から秋中ごろまでシロギス釣りに行くので、よくてんぷらにするが絶品である。特に体高があって身が厚いシロギスは綿菓子のような触感と白身魚の上品な香りが楽しめる。4位のえのきはかなりシビアだ。あげすぎた瞬間に最下位にもなりかねない存在である。サクッとした衣を着れた時えのきは最高のパフォーマンスをする。サクッ、シャキ、トロの三段構えの中でえのきの香りを楽しめる。ところが茶色い衣を着させられたえのきは最悪だ。クッキーみたいな触感と香りがえのきの良さをすべて台無しにする。ここは料理者の腕が試されるところだ。5位のいかと6位のかしわはうまい!
以上私の天ぷらオーダーを発表した。まだ見ぬ選手を求め、これからもスカウトに勤しんでいこうと思う。
NO てんぷら NO LIFE