はい。


先週も行ってきましたが、水・木と東京出張でした。


霞ヶ関。


昼間に松江で会議してから空港直行だったのですが、職場出るのが遅くなって飛行機に乗り遅れそうになりました。


ところで、僕は重度の飛行機恐怖症なんです・・・


「このまま乗り遅れてもいいかな・・・」と思ってました。


よくTVとかで、「生死を分けた運命のいたずら」みたいな番組とかやってますが・・・


「この墜落予定の飛行機にギリギリ間に合ってしまったがために俺の人生は終わってしまうのか・・・」


とか考えながら運転していました。


でも、出張先では課長も待っているし、言い訳も「お腹が痛くて・・・」くらいしか思いつかなかったので車ぶっとばして離陸10分前にギリギリ到着。


空港のお姉さん方に「Mr.遅れてすみませんあせる」と謝った後、墜落したときの最後のメール内容を思いながら離陸を待ちます。


「たいちゃん、みいちゃん、パパが死んでも強く生きていくんだぞ!!」


「○○ちゃん、幸せになってね・・・」


「PCの中に保存してある作りかけの曲、メンバーがみつけて完成させてくれるかな・・・」


「親にエロDVDが見つかったらマジ嫌だな~・・・」


とか。


そうする間にCAの「予定時間より送れて離陸します」みたいなアナウンスが流れ・・・


ほどなく飛行機が始動。


「・・・滑走路でタイヤがパンクでもすれば飛べなくなるのに・・・」


とか思います。


そしてついに離陸。


夜の滑走路のライトが、地獄の炎に見えます。。。


「離陸したての今なら、墜落しても宍道湖だからけっこう助かるはず!!堕ちるなら今だよ!!」


・・・


・・・


前にTVでやってた「飛行機の屋根が上空1万Mでふっとんだ」みたいな状況でも外にふっとばされぬよう、一瞬たりともシートベルトははずさない慎重派の僕は、当然トイレになど行きません。同時に、突然のハイジャックにも対応できるように目を光らせます。


ハイジャック犯が一人の場合と複数の場合では対処の仕方が違うはず。


なんといっても冷静な状況判断が大切なんで、まずは怪しい者がいないか確認します。


そして同じく冷静な協力者がどこにいるのか、また、犯人を油断させ、一気に取り押さえる方法は何かを考えます。


・・・


・・・


1時間ちょいで奇跡的に羽田に到着。


「・・・ああ・・・なんとか助かった」


死なずにはすみましたが、羽田まで正味1時間ちょい、ずっと手汗かいてました。


怖くって眠ることもできませんでしたワタクシ・・・


でも、となりの席の方はスヤスヤ眠っておられて、


「あんた、そんな寝ててもいいの?寝てたら、墜落しそうなとき家族に最後のメールとか考えてる暇ないぞ!?」


と、僕はほんととなりの方をずっと心配してました。




すいません。


前置きが長くなりました。



さて、死の恐怖から開放された安堵感なのか、急に腹が減ったので、カレーとビールのうまい店でカレーを頼みます。


終盤、ソースかけようと思ったら、ドリフのコントみたいなすごい量が出てしまいました。


でも、ま、生きてたからいいや。


そして、生きている幸せをかみ締め、ホテルで有料チャンネル観放題というお楽しみに胸躍らせながら
モノレールで浜松町へ向かいます。


奇跡の生還を果たした幸せと、遠い街に来た開放感で、髪くしゃくしゃなのも気になりません。


多分、フリチンでも歩けるくらい、心の中は大物になってましたです。


旅って怖いですね。


長くなってきたんで、旅の報告の続きは明日にします。



今回のタイトルに意味はありません。


明日は松江で焼肉パーリーですにひひ