2020年4月からスタートした連載「ラグビーの思い出」。
2021年1月の第51回から1年半放っておいて、きまぐれにまた連載始めます。時々書きます。
第51回は、2010年11月・12月の対抗戦についてでした。
この年の11月、私は1回目のアスレティックトレーナー筆記試験を受験(のちに不合格の通知を受け取ります)。
東京で受験して1泊。翌日熊谷ラグビー場で行われた新潟アイビスの東日本トップクラブリーグの試合でメディカルを務めました
12月からは新潟市内の高校ラグビー部のトレーニング指導にも行きました
今日はその年の大学選手権についてです。
当時、早稲田大学ラグビー部の主将は有田隆平選手(現在コベルコスティーラーズ)。
全早慶明戦と並んで復活してほしいラグビーイベントの一つ、大学選手権トークバトルが12月11日(土)に開催されました
入場券は抽選で当選してゲット
会場はゲートシティ大崎。
MCはNHKの豊原謙二郎アナウンサーとラグビージャーナリストの村上晃一さん
出演者は、
帝京大学・岩出雅之監督
東海大学・木村季由監督
早稲田大学・辻高志監督
慶應義塾大学・林雅人監督
明治大学・吉田義人監督
超豪華です
キャプテンが出演者だった年もありましたが、この年は各校のキャプテンはVTR出演でした。
主将から監督へメッセージ
帝京・吉田光治郎主将は「監督を胴上げしたい」。
東海・前川鐘平主将も「監督を胴上げしたい」。
・・・とここまでは会場に緊張感が漂っていましたが・・・
続いて早稲田・有田主将が「かまないように気をつけてください。他の大学をトークで圧倒してください」と画面いっぱいの笑顔でコメントすると会場が笑いに包まれました
慶應・竹本竜太郎主将は「まっとさん(林監督)が示してくれた道を突き進むだけ」。
、明治・杉本博昭主将は「選手と監督、いい信頼関係がある。一つになって優勝を目指したい」。
出演した全ての大学に感じたのは監督と主将は父と息子のような関係だなぁということでした
トークバトルの5日前に大学選手権のーナメントの組み合わせ抽選が行われていて、その組み合わせについてのお話。
対抗戦、リーグ戦についてのお話。
2019年W杯に向けてのお話。
大学ラグビーファンの方々はご存じだと思いますが、この5人の監督はみなさんとっても話し上手で本当に熱いトークバトルになっていました
ただ、どの監督さんも勝つことより『人を育てる』ことを大切にされていて、トレーナーとしても勉強になりました
このとき観覧応募はがきで人気投票も行われ、その結果も発表されました。
1位早大NO8有田隆平選手
2位 明大NO8杉本博昭選手
3位 早大SO山中亮平選手
4位 早大FB井口剛志選手
5位 早大WTB中靍隆彰選手
6位 東海大FLマイケル・リーチ選手
8位 明大SH秦一平選手
スター選手ばかりです
そして、早稲田大学の試合は全て観戦
一回戦 12月19日(日) 秩父宮ラグビー場
早稲田大学 92-7 大阪体育大学
(対抗戦1位) (関西リーグ4位)
早大メンバー
( )は同時の学年
①上田竜太郎(2) ②伊藤平一郎(2) ③横谷大祐(2)
④岩井哲史(4) ⑤中田英里(4)
⑥中村拓樹(4) ⑦山下昂大(3)
⑧有田隆平(4)
⑨榎本光祐(4)
⑩山中亮平(4)
⑫坂井克行(4) ⑬村田大志(4)
⑪中濱寛造(4) ⑭中靍隆彰(2)
⑮井口剛志(3)
16.須藤拓輝(1) 17.垣永真之介(1)
18.土屋鷹一郎(3) 19.金正奎(1)
20.西橋勇人(2) 21.田邊秀樹(4)
22.飯田貴也(4)
後のトップリーガーばかりですすごい
早稲田の16トライ
試合開始早々③横谷選手が負傷退場してルーキー(17)垣永選手が大活躍しました
後半7分に(20)西橋選手が負傷してSH不在にここで(21)田邊選手が人生初のSHに
このときの素晴らしい捌きっぷりは今でも私と妹の間で話題になります
二回戦 12月26日(日) 瑞穂ラグビー場
早稲田大学 62-12 関西学院大学
(関西リーグ2位)
一回戦からのメンバー変更は③垣永選手、(17)横谷選手、(20)西田剛選手(4年)。
西田選手は主務と選手を兼任してメンバー入り努力が実りました
そして、後半35分と38分に(20)西田選手が連続トライ本当に感動しました
一回戦は主務としてベンチで仕事をしていた西田選手
つづく