不妊治療の成果が出ず、夫婦で話し合って里親登録に挑戦・・・そう、挑戦なのです。
最近タレントのSHELLYさんが「広げよう『里親』の輪」とCMしています
あのCMを見ると誰でも簡単に里親になれるみたいな気がしてしまいますが、お子さんを一時的にもしくは一生育てるのですから、いろいろ審査は厳しいです。
約6時間の座学の講習会(ディスカッションも含む)が平日に2回
養護施設での実習が2日間(宿泊の場合もあり)。
講習と実習を終えると、夫婦だけでなく一緒に住む家族全員の履歴書や家の間取りなど、提出する書類が何枚もあります。
そして、児童相談所職員や市役所職員の家庭訪問。家族全員そろっていなければならず、わりと和気あいあいとした感じではありますが、2時間ほど質疑応答。
その後会議にかけられて審議されます。
私たちの場合は1回目の会議で結果が出ず、少し問題になる部分について電話で質問があり、再度会議。
不安いっぱいで待ちながら昨日封筒が届きました。
きっと会議の結果だと思って1人で開けるのが怖かったので、旦那さんと一緒の時間に「開けるよ、開けるよ」と開封・・・する前に「もしダメだったらどうする?来年も挑戦する?」
・・・覚悟を決めて開封
里親登録されました





嬉し過ぎて泣きそうでした



登録されたからと言って、すぐに里子さんとご縁があるわけではなく、1年以内かもしれないし10年後かもしれない。それでもやっとスタートラインに立てました

どうかご縁がありますように

これからまだまだ勉強します

私は養護施設での実習を経験して、考え方が変わりました。
それまでは、母親なりたい、子供を育てたい、という自分のための里親登録でした。でも、実習後は、大変な環境におかれているお子さんに家族の温かさを知ってもらいたい、当たり前の幸せを感じてもらいたい、そんな風に考えるようになりました。
これは超超個人的な意見ですが、生まれたときの性別に関係なく婚姻できる社会になってほしいです。
そして、妊娠、出産ができないカップルが里親登録できるような制度を作ってもらいたいです。
そうすれば家庭環境や金銭的な理由などで、行きたい学校に行けない、やりたいスポーツができない、将来の夢に挑戦することができない、そんな子供達がへって、社会が本当に豊かになると私は思っています

以前テレビ番組でタレントのGENKINGさんが、デパートなどで子供連れのご夫婦を見かけると、「私のパートナーにはこういう幸せを感じてはもらえないんだなあって辛くなる
」と言っていました。

これは私も本当に同じことを思っていたので、気持ちは痛いほどよくわかります

だからもし、同じように辛い想いをしているカップルで里親になりたいと考えている方がいるならば、チャレンジできる世の中になってほしいです
