早稲田大学が大学選手権二回戦で負けて、この年末年始はじっくり高校ラグビーを観ていました
早稲田大学に推薦で入学が決まっていた
東福岡 PR 垣永真之介選手・LO 黒木東星選手
大阪朝鮮 FL 呉泰誠(オ テソン)選手
國學院久我山 HO 須藤拓輝選手
東海大仰星 CTB 水野健人選手
仙台育英 LO 近藤貴教選手
を中心に観ていたのですが、大阪朝鮮FLテソン選手(同じチームに呉という苗字がたくさんいたので、知り合いでもないのにテソン選手と呼んでいました)大ファンになりました
二回戦の相手が新潟工業だったので、テレビの前で新潟工業を応援しながらも、プレーで、言葉で、チームを引っ張って、タックラーを引きずりながらトライを取ったテソン主将に心を奪われてしまいました
大学選手権の準決勝、決勝のチケットを前もって買ってありましたが、1月2日の準決勝には行かず、1月3日、花園ラグビー場に高校ラグビーを観に行きました
花園ラグビー場へ行くのはトップリーグオールスター以来2回目。高校ラグビー観戦としては初めてでした
1月3日は、準々決勝第1グラウンドでハイレベルな戦いを4試合観ることができます
10:30 流通経済大附柏 5-12 大阪朝鮮
試合開始1時間前に着いて、大阪朝鮮のウォーミングアップから観ました
試合は、大阪朝鮮ベンチの真上で観戦
テソン主将は、プレーが途切れると必ずチームメイトに声をかけ、流経大柏が攻めれば激しいタックル大阪朝鮮のアタックでは素早くサポート。生で観るテソン主将はテレビ以上に素敵でした
大阪朝鮮ラグビー部史上初のベスト4準決勝進出です
試合後、ラグビー場の食堂で食事をしていると、なんと目の前のテーブルにテソン主将が
憧れすぎて緊張して声をかけることができませんでしたが、間近で見るテソン主将はさらに素敵でした
この日、ウォーミングアップ、試合、準決勝の組み合わせ抽選含めて、テソン主将だけで何十枚も写真を撮りました
11:50 東海大仰星 5-23 東福岡
早稲田大学に入学する選手がいる両チームの対戦。しかも、3年前の決勝戦のカードです
3年前は東海大仰星が勝って優勝しましたが、この年は機動力抜群の東福岡FWがすごく強くて、大会出場校の中でも別格という感じがしました
13:10 常翔学園 10-31 桐蔭学園
地元常翔学園を相手にアウェーな感じの桐蔭。
このときの桐蔭には、昨年のW杯で日本代表として活躍したFB松島幸太朗選手がいて、のちに早稲田大学に入学するSH辰野慎之介選手、SO小倉順平選手、CTB藤近紘二郎選手がスタメンでした
常翔もかなり攻めていたのに、あと一歩のところでミスがあって得点につなげることができませんでした。
14:30 御所実業 5-17 京都成章
関西対決
御所には竹田監督の息子さん、SO竹田祐将選手(1年)、FB竹田宜純選手(3年)がスタメンで出ていました。
京都成章のブレイクダウンの激しさに御所がリズムをつかめないまま時間が過ぎ、御所は終了間際に1トライ取るのがやっとでした。
ノーシードの京都成章が準決勝進出
準決勝、決勝はテレビ観戦
1月5日(火)
東福岡 67 - 12 京都成章
大阪朝鮮 7 - 33 桐蔭学園
毎試合“ベストゲーム”が更新されていく東福岡。特にFB藤田慶和選手(1年)の活躍が目立っていました
大阪朝鮮テソン主将の試合後のコメント
「ベスト16の壁を、史上最弱と言われた我々の代が乗り越えたことを痛快に思います。しかし、この歴史はまた来年塗り替えてくれるだろうと信じています。3年間しんどかったです。たった18年間しか生きていませんが、自分のすべてをぶつけた3年間でした。ノーサイドの瞬間は、絶対に崩れず、胸を張って、朝高らしく、立って、笑って、グラウンドを後にしようと思っていました。花園は最高です。」
素晴らしい高校生とは思えません。
試合後の表彰式では、本当に誇らしく笑顔で賞状を受け取っていました
1月7日(木)
東福岡 31 - 5 桐蔭学園
準決勝まで危なげなく勝ってきた東福岡の選手たちを次々と仰向けに倒す桐蔭のタックル、素晴らしかったです
東福岡③垣永真之介主将(3年)のトライを取りに行ったところ、桐蔭⑮松島幸太朗選手(2年)が見事なタックルでノックオン
その数分後に東福岡③垣永主将が今度こそと、力で押し込んでトライ
17-5と東福岡がリードして前半終了。序盤、桐蔭がペナルティーゴールを2回失敗していたので、内容的にはほぼ互角でした。
後半は、東福岡FWがラックでラックでターンオーバーし、ペースを掴みます。
後半はじめに東福岡が2連続トライを決めて勝負ありかと思ったら、後半10分過ぎからは桐蔭ペース。もう少しでトライという場面が何度もありました。でも、東福岡ディフェンスの分厚さがすごかったです
もっと長い時間観ていたいと思った決勝戦でした
試合後、両チームの選手が全員集まって写真を撮っていて、とっても爽やかで、ラグビーっていいなぁって思いました。
振り返ればこの試合、東福岡③垣永選手、⑤黒木選手、⑫布巻峻介選手(2年)、⑮藤田慶和選手(1年)、桐蔭⑨辰野選手、⑩小倉選手(2年)、⑬藤近選手、7人も後のアカクロ戦士がいました
つづく