いつもなら早稲田が大学生に負けた試合の録画はほとんど観ないのですが、今回のNHKの早明戦中継はすぐに観ました。解説が山中亮平選手と田村優選手だったので
番組のオープニングからお二人の登場この瞬間から、試合を観るというよりはお二人の話を聞きたい気持ちが100%に
試合前の早稲田のロッカールームから聴こえてくる第一部歌「北風」
早稲田ファンとしてはテレビで観るおなじみのシーン。でも田村選手は初めて知ったそうです。
明治は試合前のロッカーで試合に出られない4年生が手紙を読むそうで、それを私は初めて知りました。選手のみなさん、号泣だそうです。
早稲田も明治もロッカーから出てくるときに泣いている選手がいました
田村選手は「早明戦に出たくて早稲田や明治に入る選手もいるので特別な試合。」と言っていました。
さらに秩父宮のスタンドには早稲田ファンより明治ファンの方が多く(これは毎年)、それを観て「いいですね。明治が勝ちそう。」と嬉しそうでした
山中選手は満員の国立競技場で入場を待っているとき「ワクワク・ドキドキが強かった。」と。
ハーフタイムではお二人の大学時代の早明戦についてのお話。
2007年から2010年の4年間、山中選手は早稲田のSO⑩番、田村選手は明治のSO⑩番として出場しました。この4年間は早稲田の3勝1敗。
1年生のときは、早稲田 71-7 明治で早明戦史上最大の得点差。この試合、私が録画を観た回数1位です何十回観たことか
もちろん、これからも何回も観ると思います
1年生だった山中選手は「4年生に五郎丸さんや畠山さんがいたので、自由にやらせてもらった。」と当時を振り返っていました。
2年生のときは、早稲田 22-24 明治。この年明治は大学選手権出場を逃していて、前評判は早稲田がかなり有利でしたが、明治が9年ぶりの優勝。
この試合が私が生観戦した初めての早明戦です。あの日のことはよ~く覚えています。明治が対抗戦で不調だったので国立競技場が満員になりませんでした。でも明治は4年生が最後の試合なので、ものすごく気合が入っていて、早稲田はスクラムをこれでもかという程押されました。明治のノックオンも喜べないくらい
田村選手は「大学選手権に出られなくて最後の試合。好きな先輩が泣いていて自分も泣いた。」と、試合後の涙の理由を話していました。
田村選手は自分たちの学年を“山ちゃん世代”と言っていました。
確かこの学年が大学を卒業する頃、“リーチ世代”と新聞か何かで見た記憶があります。でも、私と妹の間ではこの代の早稲田のキャプテンが有田隆平選手だったので、“隆平世代”と呼んでいました
お二人の仲の良さがよくわかる2時間で、もし早稲田が勝っていたらこの放送は観る回数1位に躍り出ていたかもしれません
お二人とも早稲田のことも明治のことも褒めたり、アドバイスしたりしていて、とても面白かったですラグビーが好きなんだなぁ
1ヶ月後に開幕するトップリーグの開幕戦では、山中選手が所属する神戸製鋼と田村選手が所属するキヤノンが対戦
これも楽しみです