今日はパシフィコ横浜に行きました。
勉強のためとアスレティックトレーナーの資格更新のためです。
昨日と今日合わせて45種類の講演やシンポジウムなどが開かれていて、自分が参加したい内容を選んで受講します。
アスレティックトレーナーだけでなく、スポーツドクターや健康運動実践指導士などの資格更新の単位が取れる学術集会です。

まず私は
ラグビー「ラグビーワールドカップから東京2020へ」(90分)
というシンポジウムを聴講しました。
ラグビーワールドカップの医療チームのドクターの報告や、来年の東京オリンピック・パラリンピックの医療チームのドクターの方々の医療体制の準備報告など。
実際観戦したワールドカップの現場でどのような医療活動が行われていたのか、とても興味深い内容でした。特に今大会は、大会前から医療体制の研修や準備などが密に行われ、大会中の医療の充実ぶりを世界各国から称賛されたそうです。
それを東京オリンピック・パラリンピックへ繋げること、今大会を経験してわかった問題点の対策をすること、これが大切になります。
私は東京オリンピック・パラリンピックにスタッフとして関わる予定はありませんが、今回聞いた内容は、例えば新潟県内や長岡市内でスポーツイベントを開催するときに、もしメディカルスタッフとして参加することになったら、とても参考になると思いました。

次に
ダンベル「メディカル&コンディショニングサポートのあり方」(90分)
というパネルディスカッションを聴講しました。
様々な競技や大学のスポーツドクターの方々の講演で、トップアスリートのリカバリーやケアの取り組み方や、ドクターとトレーナーの関わり方などのお話で、とても参考になりました。
特に中部大学の宮下浩二先生のお話は、私が普段トレーナー活動を行う上で目標にしていることと重なっていて、もっとお話を聞きたくなりました。
選手の問題点を抽出して、それに対してのセルフケアの仕方を指導する。そして、選手の自己管理能力の向上を目指す。まさにそれです。
チームに帯同したときのトレーナー活動もそうですし、整骨院で患者さんとお話するときも、痛みの原因は何か、自分でできることは何か、仕事や部活動やトレーニングをする中で気をつけることは何か、そういうことを的確に指導していきたいです。

最後は
野球「投球障害の保存療法とその限界」(105分)
のシンポジウムを聴講しました。
投球障害肩、胸郭出口症候群、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎、投球障害肘(内側)、投球動作による手指循環障害、成長期投球障害予防に関する日本の取り組み、それぞれの専門ドクターによる講演でした。
これは、野球新潟アルビレックスBCでのトレーナー活動のためです。
特に胸郭出口症候群については、以前整骨院で担当したことがあったので、とても勉強になりました。

アスレティックトレーナーの資格更新のためには240分以上の受講が必要で、私は285分受講しました。
他にもたくさん受講したい演目がたくさんありました。例えばパラスポーツについてとか。が、時間が重なったりして受講できませんでした。これらはまた別の機会に。
ステージに上がられているドクターも、受講している側にいるドクターも、様々な競技の日本代表やトップチームのチームドクターをされている方など、有名なスポーツドクターがたくさんいらっしゃいました。
アスレティックトレーナーの同期の人にも8・9年ぶりに会って、嬉しかったですニコニコチョキ