第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会新潟県大会の決勝が11月2日(土)、新潟市陸上競技場で行われました
その決勝戦は今日の夕方放送されました
一週間遅れな上に1時間番組に編集されていて、新潟県内でのラグビー人気はまだまだだな、と感じます。
それでもスタンドは例年の何倍も観客が入っていていました
新潟工業高校 ― 北越高校
昨年と同じカードとなりました。昨年は47-5で新潟工業が優勝。
新潟工業の樋口監督と白幡コーチ、北越の増田監督と知り合いなので、昨年同様どちらを応援したらいいかわからいという贅沢な悩みです
キックオフからキックで陣地をかせぎ、粘りのディフェンスで新工を前に出させない北越。ディフェンスを鍛えあげ、かなり新工対策をたててこの試合に臨んでいるように見えました。
前半7分、北越陣内22mラインで新工のラインアウト→モール→22mラインを過ぎたところでラック→新工⑨豊﨑選手→⑮大久保選手がタイミングをずらして→⑪古川選手のトライ
5-0
この後、北越が新工陣内深くまで北越が攻め込むシーンが2度ありますが、どちらもゴールラインまであと数十cmのところでノックオン。北越が焦ってしまっていたり、新工のタックルが良かったり。
それでも、新工の大型FWによる伝統の強いモールを北越は前に進ませません。この試合のFW8人の平均体重は新工が89.4kg、北越が82.5kgで、見るからに北越の方が一回り小さく見えましたが、ブレイクダウンでは引けをとっていませんでした
前半29分、新工がラックの連続でじわじわ北越陣内を攻め、22mライン付近からアタックの流れの中でモールを形成して進み、モールの左から新工⑨豊﨑選手がトライ
前半 新潟工業 12-0 北越
(高校は30分ハーフです)
後半も北越が粘りのディフェンス。ずっと得点は動かない中で、それでも時間が経つにつれて新工がスクラムもモールも押すようになっていきます
後半19分、北越陣内10mラインと22mラインの間で北越ボールのスクラム→BKへ展開し→北越⑮神田選手がハーフウェーラインから新工陣内22mライン過ぎまで突破→ラックの連続攻撃→またBKへ展開しゴールラインまであと6m→アタックの流れの中でモール形成→
→後半21分、北越⑧石井選手のモールトライ
12-7
26分、北越陣内深くで新工のラインアウト→モール→BKへ展開→新工⑭井村選手のトライ
19-7
北越は新工の堅いディフェンスの前になかなかトライを奪えず、時間が経過していきます。
後半31分、新工陣内深くで北越ボールのスクラム→北越⑧石井選手のトライ
直後にノーサイド
新潟工業高校 19 ― 12 北越高校
新潟工業16連覇花園出場おめでとうございます
新工は奥田主将が怪我により試合に出られず、2年生の⑧稲村選手がゲームキャプテンを務めていました。試合中、プレーが切れるとFWにもBKにも声をかけ、試合後のインタビューも立派でした
北越は惜しかった
増田監督がなんとか新工に勝とうといろいろ準備してきて、それでも後一歩及ばなかった、という感じでした。でも、着実に差は詰まっていると思うので、来年こそ、花園出場の夢を叶えてほしいです