日本ラグビー選手権の決勝戦、録画していた試合を改めて観ました
序盤、神戸製鋼がリードしていても、ターンオーバーの連続でどちらのチームも流れを掴みきれていなかったところで、前半36分の神戸②有田選手のトライこのトライで神戸製鋼がググッと流れを掴んだ気がしました。
そして、神戸製鋼はFWもBKも本当に良く前に出ていました。みんな明治大学の選手って思うくらい『前へ』の気持ちが強かったです。
22-5で神戸製鋼がリードして折り返し、後半キックオフ後から約15分間で神戸製鋼が3連続トライ
もし後半最初の得点がサントリーで、早いうちに追い上げられて接戦で終盤に行けばサントリーのほうが有利になってしまう、早いうちに勝負をつけてしまおう、と神戸製鋼の全員が理解してプレーしていたようでした。
一方サントリーもさすが、この10年間でトップリーグ優勝4回、日本選手権優勝4回の王者。
点差がついても最後まで集中していて、48-5となった後も2回自陣インゴールでトライを阻止したり、自陣深くまで攻められてもジャッカルでターンオーバーしたり、ノーサイドの瞬間まで100%のプレーをしていました
それに、日本一を争えるステージを経験することは選手にとってチームにとって本当に財産になります日本一になることがどれだけ大変なことか、2位になったチームが一番勉強できます
だからサントリーはもっともっと強くなります。特に、①堀越選手、⑪尾﨑選手、⑫梶村選手の3人は1年目からものすごい経験ができたと思います。
選手だけでなく、サントリーファンの方々も素晴らしかったです。点差がついてもスタンドの黄色が減りませんでした。サントリーのジャージを着たり、応援グッズを持ったりして試合を観ている方々も選手同様、最後まで集中していたように見えました
ノーサイドの後、神戸⑮山中選手の涙、感動しました
前川主将の誠実さがよく表れていたインタビュー、素晴らしかったです
監督、主将、⑩カーター選手のインタビューの後、②有田選手のインタビューまであって、有田選手の大ファンである私の妹は大興奮
一昨日の試合後から今日まで、新聞やインターネットなどで様々な記事を読みました。
神戸⑩カーター選手の活躍はもちろん、今の神戸製鋼の強さはウェイン・スミス総監督のおかげだとわかりました。
総監督就任後、神戸製鋼の日本選手権7連覇を経験した選手の話を聞いたり、阪神・淡路大震災から復興についても学んだり、“スチールワーカー”、製鉄所行員の魂を大切にしていました
ラグビーについては「倒れてから起きるまでの速さこそがチーム愛」。この言葉、好きです
この秋に発覚した会社の不正。ラグビーで少しでも明るいニュースを、と決めた覚悟
入場の際、グランドコートの下に神戸製鋼の作業服を着ることを最初に言い出した方はどなたでしょう
⑮山中選手が左頬骨骨折をおして試合に出ていたことは前もって知っていましたが、⑤フランクリン選手も右手首と左肋骨を骨折していた事実を後から知ってびっくりしました。肋骨を折っている選手のプレーには全然見えませんでした
私はラグビーファン歴12年目。なので、神戸製鋼が強かった頃のことは、テレビや本で知っていたくらいでした。
18季ぶりの日本一で、神戸製鋼が王者であることをしっかり実感しました
2年前に亡くなった平尾誠二さんの願い、神戸製鋼が日本一になること、W杯日本大会が成功すること。1つが叶いました