子宮内ポリープの手術が終わって、無事帰宅しました
術後7時間経った現在、ちょっと微熱があるかなぁ程度で体調は良く、夕飯もしっかり食べれて、食器洗いと明日の朝の分のお味噌汁も作りました
今朝、妹に送ってもらって8時40分に病院に着きました。
病室に案内され、病衣に着替えました。
5歳のとき髄膜炎で入院した以来なので、ちょっとワクワクしました
9時過ぎ、体温、血圧、血中酸素濃度を測定。
看護師さんからの説明で、書類に『原発性女性不妊症』と書かれているのを見て、ちょっと胸がチクッと痛みました
9時30分頃、子宮の頚管を広げる処置を受けました。これが結構痛かったです
朝起きてから食べることだけでなく飲むことも禁止だったので、この季節とっても喉がかわいていました。
その後、午前中は時々看護師さんが血圧を測ったり、お腹は痛くないかなど聞きに来たりした以外は、病院のベッドでゆっくり読書の時間
一昨日、書店に今日読む本を買いに行ったとき、そこに置いてある伊坂幸太郎の小説の中で私がまだ読んだことがないものは、『死神の浮力』と『首折り男の協奏曲』。う~ん病院で読むにはどちらもタイトルが・・・
他の作家さんのにしようかとも思いましたが、やっぱり伊坂幸太郎が読みたくて、数分迷った末『死神』の方にしました。以前読んだ『死神の精度』が面白かったからです。
最初は、読みかけだった同じく伊坂幸太郎の『火星に住むつもりかい?』の途中から読み始めました。この小説、簡単に言うと現代の「魔女狩り」みたいなストーリーなので、内容的にはこちらの方が入院中に読む小説としふさわしくないかもしれません
読み終えてみて・・・私は伊坂幸太郎の小説が大好きで、読み終わったときにはいつも、感動と爽快感があって「伊坂幸太郎、天才」って毎回思うのですが、『火星に住むつもりかい?』は私にはイマイチでした。終わったときの爽快感より途中の残酷なシーンの方が強くて
昨日読み終えた『残り全部バケーション』は最高に面白かったですが
一応、病室では『死神の浮力』のタイトルは隠しておこうと思っていました。でも、看護師さんが来たとき、本を落としてしまい看護師さんが拾ってくれて、タイトルを見て「えっ」て思っていたように見えました(笑)。
11時30分、お隣と向かいのベッドの患者さんの昼食。昨日の夕飯の後から何も食べていない私のお腹は、グーゥッと鳴りました
12時。点滴が始まりました
まだ若い看護師さんで、左腕に一度刺して失敗して、右腕に刺しました
私は子供の頃から注射が嫌いではないので、心の中で「いいよ。私で練習して」って思っていました。
続いてお尻に注射。第1段階の麻酔だったみたいです。
13時過ぎ。車椅子で処置室へ。
ベッドに寝ると、もう1本注射を点滴に入れました
その後もう1本「これで眠くなるから、逆らわないで眠ってくださいね。」と先生。笑ってしまいました
そして、全然まだ意識がある中で「では、始めます。」と先生。
えーっまだ眠っていないよ~
と焦りましたが、何の痛みもなく2・3分で手術は終わりました。
すぐにストレッチャーに自力で移って、ストレッチャーから病室のベッドへも自分で移りました。こういう全身麻酔もあるんですね。
そのまま安静にしているうちに眠ってしまい、目が覚めたのが14時過ぎ。
少しクラクラするくらいで心も体もスッキリしていました
14時30分、また看護師さんが来て、痛いところはないか、吐き気はないか、などを聞いてくれて、血圧、血中酸素濃度の測定。
何も問題がなかったので、また『死神の浮上』を読み始めて、16時過ぎに妹に迎えに来てもらって退院しました。
費用は2万3千円くらいでした
一応、痛み止めが処方されましたが、全然痛みがないので、飲まなくてすみそうです。
2日間は安静。4日間は感染予防のため抗生物質を飲んで、一週間後受診して問題なければ全く普通の生活に戻ります。
念願の妊娠に向けて、一歩踏み出した感じです
入院していた病室が新生児室と近かったので、ベッドにいる間赤ちゃんの泣き声が時々聞こえてきました
手術前は、嫉妬というか落ち込むというかそんな気持ちがちょっとだけありましたが、術後は泣き声が聞こえると明るい気持ちになりました