毎月第1日曜日の夜9時30分から、ラジオNIKKEIで放送されている『藤島大の楕円球に見る夢』
昨日のゲストは、先月のジャパンラグビートップリーグ入替戦で初昇格を決めた日野自動車レッドドルフィンズのFL佐々木隆道選手でした早稲田大学ファンの妹と私にとって尊敬するスーパースターです。
まずは、入替戦について藤島さんが質問。
「NTTドコモが終盤7分間、ホーンが鳴ってから5分間の猛攻。あのときは?」
スタメンで出ていた佐々木選手はその少し前にベンチへ下がっていました。「頼む」という想いで祈っていたそうです。
チャレンジャーが勝つには、リミットをはずして頭(試合開始)から思いっきりやらなきゃ・・・私はこの試合で、佐々木選手が足をつっているのを初めて観ました
藤島さんも、出し切ってつぶれるくらいの気持ちじゃないとチャレンジャーは勝てない、と。二人のお話を聞いていて、胸が熱くなりました
日野自動車に入っても、トレーニングなどはサントリーと同じことをやっていた佐々木選手。もともと日野自動車にいた選手たちがそれを観て、トップの選手はこんなにやらなくちゃなんだ、とわかってもらいたかったから。
日野自動車は、もともと移籍してきた選手を受け入れる土壌があって、さらに佐々木選手が移籍当時には同級生の君島良夫選手がいたので、チームは溶け込みやすかったそうです
佐々木選手が早稲田大学時代の監督、清宮監督については ― 生き方を教えてもらった。男としてカッコイイ。こう生きたいと思う人。
大学時代、佐々木選手は自分たちは日本一だというプライドを持って、関東学院に負けたくないという気持ちで毎日練習していた結果、あの強い早稲田に繋がったそうです
サントリー時代のジョーンズ監督については ― 準備の大切さ、ラグビーへの取り組み方を教えてもらった。
ジョーンズ監督は練習中、選手を怒ったり罵倒したりするのが有名ですが、アフターケアもちゃんとしているそうです。さらに佐々木選手は、ひどく怒られることによって、自分のことをよく考えるようになったそうです。
自分を持つ = 自分の未来を具体的なプランとして描く。どうなりたいからどうする、という指標がしっかりあれば何を言われても腐らないということも言っていました。
佐々木選手のリクエスト曲は、サンボマスターの『できっこないことをやらなくちゃ』
運転中、ラジオから聴こえてきて、(トップリーグ昇格を狙う)今の日野自動車にバッチリ歌詞が合うと思ったそう。自分たちがやりたいこととタイトルが同じだったそうです
佐々木選手は、今はまだ選手として未熟。年齢に関わらず一日一日成長していきたいと今後の目標を話していました。
さらに将来は、コーチとして若い人を育てられる“いい人間”になりたい。選手ファーストで選手の未来を作るコーチになりたい、とも言っていました
絶対なれます
他にも、入替戦の2日後に韓国の企業チームにコーチングに行ったときのお話、ターンオーバーのお話、これからの日野自動車についてのお話など盛りだくさん
佐々木選手の熱い部分、冷静な部分がぎっしり詰まった30分間でした
聴き逃した方は、再放送があるはずなのでチェックしてみてください