昨日、早稲田大学ラグビー部の入部式の記事を書きました。

新入生を含めて全員が早稲田のジャージ“アカクロ”を着ることを目指して、日々鍛錬を重ねていきますアップ

 

そのアカクロを目指す選手の一人、2年生FL岸野楓選手。

先週、杉さんからコメントいただき、Eテレで岸野選手の特集があると教えていただいたので、見逃しませんでしたテレビ目ラブラブ

『ろうを生きる 難聴を生きる』

この番組は、私も時々観ています。でも。岸野選手の回は見逃していました。昨年の今頃、放送されていたようです。

 

生まれつき耳が不自由な岸野選手。岐阜ろう学校を卒業後、早稲田大学ラグビー部に入部を希望しましたキラキラ

早稲田ラグビー部は毎年、新入生に約2週間の厳しい新人練習を課して、体力と精神力を見極めます走る

新人練1日目。聞こえなくても口の動きで理解できる岸野選手ですが、コーチが指示を出しながら動くので全く理解できないメニューもありました。

すると2日目。岸野選手は練習開始前にコーチのところへ行って、メニューについて事前に聞いておくことにしました。素早い対策、素晴らしいですキラキラ

学生スタッフも2日目からはホワイトボードを使って補助していました。

体力に自信のある岸野選手は、持久系メニューは他の選手が次々と吐いたり、動けなくなったりしている中、最後まで走っていました。でも、パワー系のメニューはきつそうで、もっと鍛えないと、と言っていました。しっかり前を向いていますグッド!

新人練中日のオフ。岸野選手は休むことなく、自主練でランニングをしていました。ものすごい努力家ですアップ

新人練最終日。最後の走り込み。本当にきつい中、「頑張ろうビックリマーク頑張ろうビックリマーク」と仲間を励ます岸野選手。強くて優しい選手ですキラキラ

 

20名以上が脱落した新人練をやり抜いた岸野選手は、昨年の入部式で大きな声ではっきりと決意を発表していました。

「コミュニケーションをしっかりとって、レギュラーを勝ちとる」

岸野選手ならできますビックリマーク

岸野選手がなぜ早稲田ラグビー部に入ったのか・・・将来の夢は聾学校の先生で、自分が経験したことを子どもたちに伝えて、社会に出て自立できるように育てたいから。

岸野選手は小・中学生の頃、聞こえないからと無視されたり、発音がおかしいと陰口を言われたりしたそうです。それでも、ラグビーで得た仲間や信頼が彼を社会へ押し出してくれたそうすアップ

考えが大人というか、目標が明確というか、きっと私の何倍も濃い学生時代を過ごしているからだと思います。

岸野選手がアカクロを着て、激しいタックルで相手選手を倒す姿を見れるのを楽しみにしています虹