ジャパンラグビートップリーグ第13節
大注目の全勝対決
ヤマハ発動機ジュビロ - サントリーサンゴリアス
前節12節までの成績はともに全勝で、勝ち点57のヤマハが1位、56点のサントリーが2位でした。
でも、たぶんこの両チームは首位争い以上にいろんな勝負をかけていたと思います。強いFW、BKのスピードと決定力、スクラム、監督采配・・・ヤマハの清宮監督は元サントリーの選手で2006年から2009年は監督も務め、サントリーの沢木監督もサントリーでプレーした先輩・後輩の関係。清宮監督時代に育った選手がサントリーで活躍していたり、ヤマハ⑪ハビリ選手も以前サントリーでプレーしていました。私としては、両チームとも早稲田出身選手が多いところにも大注目です
そして、両チームともメンバー外の選手も全員スタジアムに集まり、ホームのヤマハはもちろん、サントリーもバス6台でファンのみなさんがたくさんスタンドに集まって、観客数は1万人を超え、頂上決戦にふさわしい雰囲気でした
テレビの前の私にも緊張感と熱が伝わって来ました
キックオフからサントリーが積極的に攻めていましたが、
前半3分、ヤマハ⑩大田尾選手のハイパントキック→ワンバウンドして⑫タヒトゥア選手がキャッチ→⑭伊東選手がトライ
7-0
11分、⑮ファンデンヒーファー選手がペナルティーゴールを決めてヤマハに追加点。
10-0
13分、サントリー陣内深くでのサントリーのペナルティーにヤマハはスクラムを選択しますが、サントリーがスクラムを押してターンオーバー。そこからパスをつないで一気にヤマハ陣内へ攻め込み、
14分、⑭中靏選手がトライ
10-7
31分、サントリー⑩小野選手が突破→⑭中靏選手→⑨流選手→⑩小野選手→④ウィーラー選手→⑫ドナルド選手のトライ
10-14
37分、サントリーのペナルティーにヤマハ⑮ファンデンヒーファー選手の素晴らしいタッチキック→サントリー陣内深くでヤマハのラインアウト→モール。モールが崩れますが、サントリーのペナルティーがなければトライだったとレフリーが判断。認定トライとなります
17-14
39分、サントリーが自陣から一気に攻め上がり、⑩小野選手→⑥ツイ選手のトライ
前半 ヤマハ 17-21 サントリー
後半始まって、ヤマハ②日野選手が右膝と足首を相次いで負傷し、テーピングをしてプレーを続けますが、俊足の②日野選手の足の怪我はヤマハにとっては攻撃力ダウンだったかも
後半8分、サントリー⑩小野選手がペナルティーゴール成功。
17-24
12分、サントリーの連続攻撃→①石原選手のトライ
17-31
17分、19分ともに、サントリー陣内深くでのヤマハのラインアウトをサントリーがスティールしてチャンスを摘みます。
23分、ヤマハはゴールライン間際まで攻め込みますが、サントリーが粘りのディフェンスで守りきります。
28分、ヤマハがラインアウトからモールで攻めようとしますが、サントリーがタッチに出して阻止。ところがそこからのサントリーのラインアウトで、今度はヤマハがターンオーバーし、
29分、⑭伊東選手がトライ右端の難しい角度から、さらに追い風とはいえ強風の中、⑮ファンデンヒーファー選手がコンバージョン成功
24-31
ヤマハはさらに攻めますが、焦りがあったのか、自陣でペナルティ。
37分、⑩小野選手がペナルティーゴール成功。
24-31
それでも諦めずに攻めるヤマハ。ところがサントリー陣内でサントリーがターンオーバー→⑦スミス選手のとばしパス→⑨流選手のとばしパス→⑮塚本選手のトライ(後半38分)
ヤマハ 24 - 31 サントリー
マン・オブ・ザ・マッチはサントリー⑩小野晃征選手
サントリー強かったぁしっかりヤマハ対策をたてて、それを全員が理解して体現している感じでした
ヤマハはスクラムでもラインアウトでも思うように優位にたてず強みを活かせませんでした
さらに、トップリーグ初優勝を狙うヤマハに対して、サントリーはトップリーグ優勝を経験している選手がたくさんいて、勝ち方を知っていたというか、心の熱さと頭の冷静さのバランスが上手くコントロールできているように見えました
体と体のぶつかり合い、気持ちと気持ちのぶつかり合いが凄かったです両チームの選手全員、熱くて男らしくてとってもカッコ良かったです
サントリー⑦スミス選手の仕事量、貢献度もすごかったなぁ
ヤマハもこのままでは終わらないと思うので、残り2試合、優勝目指してさらに強くなっていってほしいです