新潟アルビレックスBCの退団選手特集、最終回の今日は
背番号66、塚田晃平投手です。
一年しか在籍しませんでしたが、たくさんお話しました。
まず2月、今年チーム全員が初めてそろった体力測定の日、体育館の玄関で「新加入の塚田です」と自己紹介してくれました。私は初めてチームのみんなに会うこの日までに選手の名前と顔と簡単なプロフィールを覚えていたので、自己紹介してもらった瞬間、「早稲田大学だよね
ラグビー部に知り合いいる
」と聞きました
塚田投手はびっくりして困っていました。初対面でしたから当然です
塚田投手は日本ハムの斎藤佑樹投手の早稲田実業→早稲田大学の一つ後輩。甲子園でも登板しています。そして広島カープへ。
こんなに素晴らしい経歴なのに、私は塚田投手と野球の話はほとんどしないで早稲田ラグビーの話ばかりしていました優しい塚田投手はいつも話を合わせてくれていました。
体のケアについての知識もしっかりあって、自分の体の状態を自分でちゃんと把握できる選手。
塚田投手が私のことろへケアに来る時はいつも、「肩甲骨がうまく動いてない感じがする」とか「股関節がつまってる感じがする」とか、細かい感覚をリクエスト。クレバーな選手だなぁといつも感心していました。
元ソフトバンクの斉藤和巳選手に憧れて背番号66を選んだそうです。
この秋、NPBトライアウトを受けて入団かなわず引退を決意。
私はこのトライアウトで塚田投手がすごい選手たったことを実感することになったのです。
まず、古巣広島の報道番組で塚田投手の特集が放送されたそうです。さらに、あのダルビッシュ投手が自身のツイッターで塚田投手がトライアウトを受けていることをつぶやいで、『いい投手』と。そして『ただ、真面目すぎる。もっと力を抜いて』というような言葉が続いていて、びっくりしました。
こんなにすごい選手と私はラグビーの話ばかりしていたんだと反省。
現在塚田投手は地元東京で就職活動を頑張っています。
困ったときに頼ってもらえるような仕事がしたいと言っていました。
就職が決まった際は、私がラグビー観戦のために東京に行ったときに一緒にご飯を食べる約束をしています
大切な早稲田大学出身の知り合いとして、これからも仲良くしてもらいたいと思います