朝から整骨院で働いて、いつもの生活が始まり、夢から現実の世界に戻ったような感覚です。

でも、選手がケアに来てくれたので、まだシーズンが終わった自覚がありません。


愛媛での出来事、書ける範囲で書きます。

3連敗して愛媛の胴上げを見届けた後のミーティング。みんな本気で戦ったから、本気の涙でしたしょぼん

高校野球や高校サッカー、高校ラグビーの試合後、負けたチームのロッカーの様子をテレビで観たことがありますか?一昨日のアルビレックスはあの風景と同じでした。

負けた悔しさと、このメンバーでもう試合ができない寂しさしょぼん

特に稲場コーチ兼任選手と佑紀選手はもう言葉になっていませんでした。

このミーティングで、ますますチームが大好きになりましたドキドキだからこそ、自分の力不足が本当に申し訳なく思います。

私は今まで十数年間トレーナー活動をしてきて、シーズン終了の瞬間、燃え尽きてしまうせいかいつも来シーズンはやれないなぁ、と思っていました。でも、今シーズンはとにかく来シーズンも続けたい、って強く思いましたキラキラこんなの初めてです。燃え尽きてしまってもおかしくないくらい、精一杯やってきたのに。

日本一を争う舞台に連れて来てもらって、監督・コーチ、選手、球団スタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。来年こそ恩返しをしたいですビックリマーク


新潟アルビレックスBCの強さの秘訣で欠かせないのは、サポーターの皆さんの存在です。BCリーグで一番の熱と人の多さメラメラ

今回のグランドチャンピオンシップの新潟のホームでの新潟サポーターと愛媛のホームでの愛媛サポーターは断然新潟の方が多かったので、たぶんBCリーグだけでなく独立リーグ日本一のサポーターだど思います。

ツアーを組まなかったにも関わらず、四国まで来てくださった方もたくさんいて感動しましたキラキラ

だからこそ、選手みんな日本一になりたかったです。それが一番の恩返しだから。

来シーズンこそ、名実ともに新潟サポーターを日本一のサポーターにします!!


ちょっとここからは、裏話。

遠征に行くと、私の部屋で選手のケアをするのですが、ケアの時間以外でも体調不良などあればいつでも言って、と選手には伝えてあります。と言っても、試合以外で宿泊先での病気や怪我は滅多にありません。

ところが第3戦(愛媛での1試合目)の後、夜中3時に『起きてますか?』とある選手からラインが・・・ナイターの後だったので2時半過ぎまでケアをしていて、ちょうど起きていました。

普段あまり頼って来ない選手だったので、どうしたんだろう?と思ったら、夕食を食べに出て道路で転んだということでした。自分でなんとか対処しようと思ったけど、やっぱりダメだショック!・・・と私のところに来るのが遅くなったようです。

膝に大きな擦り傷。擦り傷といってもかなり深く、ただ絆創膏を貼るといった処置では済みません。良く洗浄しワセリンを塗った傷パッドで覆って、打撲の腫れもあったのでアイシングもしました。

その膝はスライディングで着く方の膝でしたが、根性ある選手だとわかっていたので、プレーはできると思っていました。

一日に何度もワセリンガーゼを替え、アイシングもして、感染症になって熱が出ないかと気遣いも必要な傷でした。それでも、第4戦、5戦もしっかりプレーしていました。そういう選手ですグッド!


もう一つ。第5戦の朝。

『今大丈夫ですか?』とある選手からラインが・・・この選手は怪我をしても「気持ちでなんとかなります」と言うタイプの選手。珍しいなぁと思いつつ、シーズン途中から痛みのあった肘の痛みが増したのかなと予想していました。

ところが、「足がつけません。」と。えっえっ

第4戦でベースを踏んだ時に傷めたようですが、その日は痛みは強くなく、いつも通り気持ちでなんとかなるとそのままにしていたそうです。でも翌朝目覚めると、足がつけないショック!

「もう怪我してしまったものは仕方ないし、試合までやれることは全てやってなんとかしようにひひ」と話し、午前中、何度も選手の部屋に通ってマイクロカレント(微弱電流)をの機械を当てながら、アイシングと圧迫を繰り返し、球場に着いてかたテーピングでガッチリ固めてプレー。

試合後、「おかげで最後まで走れました」と言ってくれましたが、あれはその選手の精神力のおかげですキラキラ


最後にもう一つ。第3戦の試合中。

昨年と今年の整骨院での治療と、今シーズンの試合中のコンディショニング合わせて100回以上触ってきたある投手の右肩。

いつものように試合中、マッサージやストレッチをしている最中、あれ?なんかいつもと雰囲気が違う??と急にピタッと手を止めた私。選手と目が合います目

「こっち左肩だねえっ

「今日は左もやってくれるのかなぁと思ってにひひ

緊張していたつもりはなかったのですが、きっと緊張していたんですね。


写真も何枚か撮ったので、選手に聞いて掲載の了承を得たら載せたいと思います。

帰りのサービスエリアで佑紀選手と二人で写真を撮ったら、そこは『恋人の聖地』でした(笑)。