昨日の新潟アルビレックスBCのレギュラーシーズン最終戦は、まさに『ALL FOR ONE』な試合でした。
みんなが一人のために
試合結果は昨日お伝えした通り
新潟アルビレックスBC 11 - 1 武蔵ヒートベアーズ
新潟市・ハードオフECOスタジアム 18:00
ウォーミングアップ前、野手のみんなが集まって「中西のために3点以上絶対取ろう」と気合いを入れていました
武蔵の先発・篠田投手が昨日の試合前の時点で防御率トップ。新潟先発⑰中西投手が僅差で2位でした。
チームのみんなが⑰中西投手に最優秀防御率のタイトルを獲らせたいと一丸となっていました。もちろん、⑰中西投手のプレッシャーにならないように野手は内緒で話していました。
中西のために
そして、有言実行4回5失点で篠田投手が降板。見事にKO
試合中、新潟の得点が入るたびにベンチの誰もが「(防御率)逆転した?」と気にして、宮平マネージャーの計算で逆転したとわかり、⑰中西投手は5回自責点0でマウンドを降りました。
まだ試合が残っているチームもあるので決定ではありませんが、⑰中西投手の最優秀防御率、確定です⑰中西投手の努力とみんなの力で獲ったタイトルです
4回裏、トレーナールームで⑨佑紀選手のストレッチをしていると、アルビレックスのベンチから得点して盛り上がる声が聞こえてきて、「いいチームになったなぁ。」と佑紀選手がつぶやいていました。
昨日の試合、みんなが勝ちたかった理由は、⑰中西投手のタイトルのためだけではありませんでした。
試合後、⑨佑紀選手の引退セレモニーが行われることが決まっていたので、みんな絶対に勝ちたかったのです。
佑紀のために
⑨佑紀選手のヒット、盗塁にベンチもスタンドも大盛り上がり
そして、9回裏、武蔵の最後のバッターの打球はショートを守る⑨佑紀選手のグローブの中へ・・・ショートフライでゲームセット
佑紀選手の挨拶は、佑紀選手らしくシンプルな言葉で佑紀選手を囲む人たち一人一人に感謝の気持ちを伝えるものでした。私の名前も出してくれて、本当に感動しました。佑紀選手の新潟での選手生活6年間のうち、私が関わったのは最後のたった半年間だけなのに
挨拶の後、みんなで佑紀選手を胴上げ背番号の9回上げました。
佑紀選手についてはまたゆっくり書きたいと思います。とっても魅力的な選手です。
レギュラーシーズンが終わって、佑紀選手の引退の挨拶が終わっても、新潟アルビレックスBCの闘いはまだ終わっていません
まずは9月18日(金)から始まる地区チャンピオンシップシリーズで、後期優勝の福島ホープスに2戦先勝
9月22日(火)から始まるチャンピオンシリーズで西地区優勝チームに3戦先勝
その後の四国アイランドリーグの優勝チームに勝って、日本一になるんです
今のアルビレックスなら、絶対に日本一になれます