5月に発売された川原尚行さんの『行くぞ!ロシナンテス』、もう感動です
ページをめくると一番最初に、スーダンの村と子供一人とロバのような動物(たぶんロシナンテ役)の写真に『ひとりはみんなのために みんなはひとりのために』の文字この1ページでグッと心を掴まれます。
全てのページ、全ての文章、文字ひとつひとつ、大好きですその全てが私に勇気をくれる、そんな1冊です。
スーダンでのロシナンテス活動、生活、失敗談に加えて、川原さんの幼少期からロシナンテスを立ち上げるまで、東日本大震災での活動などについて書かれていて、川原さんの愛情、優しさ、情熱がビンビン伝わってきます
まず、この本を読んでいて、一番私の中で印象が変わったのがイスラム教についてです。日本で新聞やニュースの報道を見ていると、怖い、攻撃的、・・・もちろん、イスラム教信仰者全ての人たちがそうではないということも理解しているつもりでした。それでもやっぱり負のイメージはありました。
でも、川原さんとスーダンのみなさんのやり取りを読んでいると、イスラム教徒の方はとても愛情深く、正直で優しいということがよくわかります。
貧しくても気高い、そういう方たちです
生まれ育った福岡県北九州での思い出も、絵に描いたような自然との共有がとても羨ましいです。
ラグビーとの出会い、医学部での学生生活、全てが現在の川原さんを創りあげているように感じます。
『ロシナンテス』の活動が始まるまで、始まってから、とにかくたくさんの人たちとの出会いがあり、どの出会いも運命的で深くて熱いんです
言葉が全然わからないのにスーダンの大学学長をもてなし、意気投合できてしまう川原さんのお母様、外務省を辞めて収入がなくなってしまうことを受け入れ、自ら働いて小さなお子さん3人を日本で育てた川原さんの奥様、お二人とも素敵すぎますカッコイイ
『人間が本当に何かを伝えたいときは、形式どおりの言葉をたくさん並べても役に立たず、ただ唯一必要なのは、そこに確かな魂をこめること。それだけなのです。』
感想文は後半に続きます・・・
昨日、『ZERO』でラグビー特集が始まると書きましたが、新国立競技場の計画が白紙に戻されたニュースのため、予定が変更され、来週から始まることになったそうです。
新国立競技場がラグビーW杯日本開催に間に合わないのは残念ですが、W杯がなくなったわけではないので、引き続き日本ラグビーを全力で応援していきます