新潟アルビレックスBCが誇る盗塁王(29)野呂大樹選手
独立リーグドットコムに野呂選手のインタビューがありますので、ぜひご覧ください
アルビレックスやBCリーグ、野球そのものに興味がない方にも読んでいだたきたいです
先天性難聴で補聴器をつけても言葉を聞き分けるのが難しいくらいの聴覚ですが、口の動きなどで人が言っている事をほとんど理解しますし、野呂選手の話す言葉もこちらが苦労なく聞き取れる発音なので、普段会話していて私は不自由さを感じたことがありません
選手みんな、たぶん障害と感じてはいないと思います。背が高い・低いとか太ってる・痩せているという体の特徴と同じ、という感覚です。
センターを守っていて、その守備範囲の広さにいつも驚かされます
耳が聞こえる選手はボールがバットに当たる音で打球の飛ぶ距離などを判断しますが、野呂選手は打者のフォームで打球を判断して一歩目をスタートするそうです。その判断が正確で、さらに足が速いので守備範囲がすごく広くなるのです。
今シーズン後期が始まったばかりですが、ダントツの盗塁王
2012年は37盗塁、2014年は33盗塁でどちらも盗塁王に輝き(2013年は怪我のため出場試合が少なかったそうです)、2015年、まだ半分折り返したばかりの43試合で30盗塁2塁へ3塁へ駆けまわっています
打球を打者のフォームで判断するのと同じく視覚と判断力を磨いて、投手の癖を見抜くのも得意。もう難聴はハンディではなく武器です
他人がこうやって書くのは簡単なことだと思いますが、ここまで克服するには相当な努力があったと思います。本当に尊敬します
今シーズン始まる前、BCリーグの公式プログラムを読んでいて、野呂選手の通算盗塁数が86というのを見つけて、今シーズン中に通算100盗塁だなぁと思っていました。・・・で、この記事を書くために現在の盗塁数を調べたら、30・・・えっ100超えてるっ
知らないうちに(笑)。まぁ、ただの通過点です。
ちなみに、私の妹は野呂選手の大ファン野呂選手を見るためだけに試合を観に行って、行くたびに野呂選手だけに差し入れを渡しています
妹が野呂選手を知る前から、妹が好きな顔してるなぁと思っていましたが、本当にハマっています。
野呂選手がバッターボックスに入るときの曲は『クレヨンしんちゃん』
球場に来てくれている子供だちのためだそうです。昨シーズン『クレヨンしんちゃん』で、今シーズンは『妖怪ウォッチ』だったのですが、開幕当初、調子が悪かったのでまた『クレヨンしんちゃん』に戻しました。
野呂選手の活躍がたくさんの人たちに勇気と希望を与えます