今季限りで引退を表明していたパナソニックCTB霜村誠一選手。
2月22日の日本選手権準決勝、後半12分に交代し、選手生活最後の瞬間をベンチで迎えました。本当に寂しいです
霜村選手も箕内選手同様、私よりずっと魅力を知っている方がたくさんいらっしゃるでしょう。
今年1月、松瀬学さんの記事を読んで大変感動しました
霜村選手は2009年からトレーニングの傍ら大東大に通って保健体育の教員免許を取得し、4月からは故郷に戻って群馬県・桐生第一高校の教員になるそうです。もちろんラグビー部の監督もされます。
トップリーグ・プレーオフの試合後、「(引退の意識は)あまりしていないですね。最後まで、選手として、13番としてどう(コンディションを)持っていくかを考えています。」とおっしゃっていましたが、ファンとしてはどうしても引退を意識してしまって、できるだけ長く霜村選手のプレーを観ていたいと願いながら観ていました。
松瀬さんが霜村選手を表した言葉は、誠実、実直、義理と人情、謙虚。
試合後の通路でしつこい記者に囲まれても、体の前で両手をちゃんと合わせて背筋をの伸ばし、似たような質問にもイヤな顔ひとつせず、一つ一つ丁寧に答える霜村選手。
高校の先生になって、自分が得たもので、子どもたちに伝えたい事は?の質問には、「仲間の大切さですね。(選手の間に)信頼があれば、結構いいラグビーができます。仲間を裏切らないこと、仲間のために体を張ること、ちゃんと責任を持つこと。ラグビーを教えながら、社会で役立つ人格をつくってあげたい。」と即答したそうです。素敵
仲間、信頼、責任、つまりは人間力
人格形成の大事な時期に、霜村選手という素晴らしい人に出会える高校生は幸せだと思います良いラグビー選手も育つと思いますし、ラグビーをやめても社会人として多方面で活躍する優れた人材を育ててくれると思います
ラグビー選手は『人間好き』というか、人に対して垣根を作らない方が多いと感じていますが、霜村選手はその中でも特に垣根を作らない方です。
そして、周りへの気遣いが素晴らしい方
以前、霜村選手自身は試合には出場しなかったトップリーグオールスターで、キャプテン会議のメンバーとしてグラウンド外でいろんなイベントをサポートされていました。そこで想定外のことが起こったとき、機転の利いたアイディアを出して、その場がうまくいくように進行していく霜村選手を見て、本当に尊敬しましたそれまでも素晴らしい選手だと思っていましたが、その日から一目おく選手になりました
一昨年、ノーサイドクラブでのトークライブに参加したときも、ゲストが霜村選手だと知って、霜村選手のお話を聞きたいと思って申し込みました。
そこでも、霜村選手の男らしさ、ラグビー愛、人間愛を知ってさらにファンになりました
霜村選手↑
霜村選手のような人柄を知ってしまうと、どんどん私の理想の男性像が高くなってしまって困ります(笑)
3月8日のトップリーグオールスターが引退試合なのかなぁ、と思っていましたが、どうやら出場されないようで・・・残念
3月1日にパナソニックのクラブハウスでファン感謝祭が開催されるので、そこでファンの方々と最後のお別れをされるんですね。本当に寂しいです。
きっと今後またラグビーマガジンなどで特集が組まれますよね
桐生第一高校ラグビー部も応援します