COMME des GARÇON | scrollandscopeのブログ

scrollandscopeのブログ

ブログの説明を入力します。

コム・デ・ギャルソン(COMME des GARÇONS)は、プレタポルテ(高級既製服)ブランド。
フランス語で『少年のように』と直訳されるが、実際は『少年の持つ冒険心(Avoir un sens de l'aventure comme des garçons,)』を意味する。
{41D21B53-BB1E-4963-9770-019B8C6EC054:01}


本ブランドの服作りは、当初からパリコレ出展以前において、細密なパターンとそれを生かす最小限の色彩が特徴的であった。だが、シンプルな外観の斬新さ、という断片的評価のもとに模倣が多くなされたため、その後、パリコレ出展を機に、造形と感受のコンフォートを前衛的な表現としてみせるという転向を図った。

本ブランドは、世界のファッション潮流を意識しつつも、それに抗して独自のコンセプトを貫徹させるところが際立っており、アンチモードの力強さと評されることもある。本ブランドにおけるアンチとは、

「多勢に動じない自分としての工夫・独自さ」

という含みのある意味である。

本ブランドの歴史をみると、白・生成り・茶・グレー・紺・黒の落ち着いた色使いに加え、反面、その色使いに抗して、布地には大胆で微妙なシルエットを与える二面性を持っていた。


{F4AB1470-D6F8-42C8-B5C9-3CA0D7BE2743:01}


他方、メンズにおいては、その立ち上げ時に、思想としてのアンチモードが最も強く表れていた。当時のモードスタイルは、遊び上手の男の衣装であり、一見して鮮烈な印象を与えるものであったが、それに抗して、働く男の休日の服がイメージされた。
また、シャツに替え、当時はやや緩めのシルエットが一般的であったポロニットをタイトにして、ジャケットのボタンを外したときにも規律感のあるスタイルとなるようにするなどの工夫が凝らされていた。
{63AC18F4-AD7D-4F57-A76C-CA7023E5E499:01}


ところで、この二面性は本ブランドの本質でもある。この実践として、不変なもの/変化するものという相反する要素をひとつひとつのアイテムに持たせ、不変なものはコンサーバティブやトラディショナルとは次元を異にするアイデンティティーであり、変化するものはこのアイデンティティーによる表現としている。これはコーディネイトにおける煩瑣な様式からの開放と、そこに付加される嗜好の変化である。この服への考えはインターナショナルの舞台において、非構造的ないし解体的な表現として穴や布の縮み・染めとなって具体化され、構造的な表現としてシンメトリーおよびアシンメトリー・布の重ね合わせとなって具体化された。

本ブランドは、服に思想を込めるものであり、これが他のブランドとの間のアドヴァンテージでもあるが、2015年度においては、それが一体的表現としてインテグレイトされている点が従来と異なっている。

本ブランドは、現在においてもデザイナー各人とクリエーションに関わるすべての人たちのモチーフとなっている。しかし、一方で、定番・準定番とよばれるアイテム群があり、インターナショナルで高級なベーシックブランドとしても広く知られている。

なお、代名詞的に語られる1980年代前半のコレクションの多くは白・黒を中心としたモノ・トーンであり、モード誌等でそれまでのファッションの常識を覆すものであったと評されたことがある。しかし、モードの歴史を正確に追っていった時、黒という色はソニア・リキエル、ジャン・ポール・ゴルチェなどのデザイナーによって70年代末から取り入れられていたものであり、とりわけソニアは同時代において「黒のソニア」として注目されていた。こうした経緯を踏まえると、この時期に限ったコムデギャルソンの色使いは、現在、国内において広く見られるようになったモノ・トーンによるコーディネイトに先鞭をつけたものである。

その後、「黒」がその流行によってありふれた色となり、黒の持つ「色彩の否定と反抗」の意味が後退すると、赤を「唯一の色彩と他の色の否定」の意味で用いるようになった。そして無彩色や暗色の使用を経て、性差を大胆に超える伸びやかでかつ斬新なデザイン等で、先進的な試みは国際的に高い評価を受け続けており、日本を代表するブランドの一つと見なされている。

また、一方で、コーディネイトにおけるアイテムのフォアグラウンド/バックグラウンドのポジション効果について実験的な試みを行った。
なお、ロバート・デ・ニーロやデニス・ホッパーなどをはじめとする世界各国のセレブリティに愛用されている。
{BDB33A21-B49C-474C-947C-2BDBDC824290:01}