みんな優しくて傷ついている 「尾崎翠 ちくま日本文学004」
最近本屋で目に入ってくるのが「尾崎翠」の3文字。どうも筑摩文庫のコーナーにいることが多かったのかもしれない。で、ちくま日本文学004「尾崎翠」を買ってしまいました。実は同じような理由で内田百閒も買っているのだけれど―っていうか一緒に買った―、こっちはそのうち、、、。まぁ、またいつか、、、。このようにして山は積みあがって行くのです。
読んだことはなかったのになんとなく“懐かしい感じ”。といって以前読んだもので当てはまる物が思いつかない。そして“古い感じ”もしないのだ。侮れない古典。古くない古典。やはり何でも読んでみるべきだ。じゃぁ何で“懐かしい”のかと、そもそも面白かったのに記事が書きにくいってんだからどーしようかと、「尾崎翠」でググッて見てみた訳。そしたらすぐに出てきました“少女マンガ”というキーワード。なんだか納得。“尾崎翠”+“少女マンガ”でも検索されます。雰囲気とか香りとか、懐かしさはここにあったのかなと。なんだか川原泉が読みたくなった―急に思い出した―。昔は妹の漫画も読めたので良かったものじゃったー。
ちょっと神経質だったり、口うるさかったりするけれど、優しくてちょっと傷を持っている人たち。恋愛に臆病になっていたり、気持ちを出せなかったり。いつの時代も同じ気持ちはある。逆に当時にしては大胆な話だったのか…?文章は広がりがあるようで、押入れの中で一人夢想している妄想派のようでもありユニーク。そして、意外に淡々としているのだ。多分何度読んでも同じような新鮮さがあり、飽きることはないだろう。ただ、尾崎自身が投影された話なのだろう、軽い話ばかりではない。表現としての明るさや軽やかさなのかもしれない。きっとまた読むと思う―まぁ、あんまオッサンが読むのもどうかな、オレよ?―。
読んだことはなかったのになんとなく“懐かしい感じ”。といって以前読んだもので当てはまる物が思いつかない。そして“古い感じ”もしないのだ。侮れない古典。古くない古典。やはり何でも読んでみるべきだ。じゃぁ何で“懐かしい”のかと、そもそも面白かったのに記事が書きにくいってんだからどーしようかと、「尾崎翠」でググッて見てみた訳。そしたらすぐに出てきました“少女マンガ”というキーワード。なんだか納得。“尾崎翠”+“少女マンガ”でも検索されます。雰囲気とか香りとか、懐かしさはここにあったのかなと。なんだか川原泉が読みたくなった―急に思い出した―。昔は妹の漫画も読めたので良かったものじゃったー。
ちょっと神経質だったり、口うるさかったりするけれど、優しくてちょっと傷を持っている人たち。恋愛に臆病になっていたり、気持ちを出せなかったり。いつの時代も同じ気持ちはある。逆に当時にしては大胆な話だったのか…?文章は広がりがあるようで、押入れの中で一人夢想している妄想派のようでもありユニーク。そして、意外に淡々としているのだ。多分何度読んでも同じような新鮮さがあり、飽きることはないだろう。ただ、尾崎自身が投影された話なのだろう、軽い話ばかりではない。表現としての明るさや軽やかさなのかもしれない。きっとまた読むと思う―まぁ、あんまオッサンが読むのもどうかな、オレよ?―。
