「自社開発もいいけど、受託開発って実際どうなんだろう?」
システム開発会社で働くエンジニアの皆さん、受託開発という働き方について、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
「様々な業界のシステム開発に携わりたい」「特定の技術を極めたい」
様々な想いを抱えている中で、受託開発が自分に合っているのか、不安を感じている方もいるかもしれません。この記事では、受託開発のメリットとデメリットを徹底的に解説し、あなたのキャリア選択を後悔させないためのヒントをお届けします。
受託開発という働き方を深く理解することで、あなたのエンジニア人生がより豊かなものになるはずです。ぜひ最後までお読みください。
自己紹介です。
愛知県安城市のシステム開発会社、株式会社SCREENの代表の平岩です。
「自分らしい働き方」ができる会社を目指して、設立7年目。
システム開発・動画編集・SNS運用・コンサルティングまで、幅広くサポート。
エンジニア採用強化中です。
株式会社SCREENは、IT技術者のキャリアを支援しています
受託開発とは?その仕組みを分かりやすく解説
受託開発とは、お客様(企業や個人)から依頼を受け、システムやソフトウェアの開発を請け負うビジネスモデルです。お客様の要望に基づいて要件定義から設計、開発、テスト、そして納品・運用までを一貫して行うのが一般的です。
この契約形態は「請負契約」として締結されることが多く、**「成果物の完成」**が主たる目的となります。つまり、お客様が求めるシステムを完成させ、その成果物に対して対価を得る形です。
よく混同されるSES(System Engineering Service)との違いは、以下の点にあります。
【受託開発】
目的 成果物の完成・納品
指揮命令権 受託開発会社が自社のエンジニアに指示を出す
開発場所 主に受託開発会社のオフィス(リモートワークも多い)
リスク 成果物の品質や納期遅延のリスクを受託開発会社が負う
【SES】
目的 エンジニアの技術力(労働力)の提供
指揮命令権 お客様(常駐先企業)がエンジニアに指示を出す
開発場所 主にお客様先のオフィス(常駐)
リスク エンジニアのスキル不足やお客様とのミスマッチのリスクが主
受託開発では、お客様との綿密なコミュニケーションを通じて要件を固め、自社チームで開発を進めます。そのため、プロジェクト全体を自社の裁量でコントロールしやすいという特徴があります。
受託開発の「ここがすごい!」8つのメリット
受託開発という働き方は、エンジニアにとって多くのメリットをもたらします。ここでは、特に注目すべき8つのメリットを深掘りして解説します。
1. システム開発の全工程に携われる機会が多い
受託開発では、お客様からの依頼を受けてシステム開発がスタートするため、要件定義から始まり、設計、開発、テスト、そして運用・保守に至るまで、システム開発の全てのフェーズに携わる機会が豊富にあります。
特に、上流工程である要件定義や設計は、お客様の課題を深く理解し、それをシステムでどう解決するかを考える、非常に重要なフェーズです。これらの工程に携わることで、単にコードを書くだけではない、システム全体の「なぜ」「何を」を深く理解する力が養われます。
「一つのシステムがどのように生まれ、どのように運用されていくのか、その全体像を自分の手で作り上げたい」というエンジニアにとって、受託開発は非常に魅力的な環境と言えるでしょう。
2. 幅広い業界・業種の知識が身につく
受託開発のお客様は、金融、医療、小売、製造、サービス業など、本当に多種多様です。プロジェクトごとに異なる業界のお客様と向き合うことで、それぞれの業界特有のビジネスプロセス、専門用語、抱える課題などを深く学ぶことができます。
例えば、あるプロジェクトでは在庫管理システムのロジックを学び、次のプロジェクトでは医療機関の電子カルテシステムに関する法規制を学ぶ、といった具合です。これにより、ITの知識だけでなく、幅広い業界知識という強力な武器を身につけることが可能です。
これは、将来的に特定の業界に特化したスペシャリストを目指す場合にも、ITコンサルタントとして活躍する場合にも、非常に役立つ経験となります。
3. 技術的な専門性を深めやすい
受託開発では、お客様のニーズに合わせて最適な技術を選定し、導入することが求められます。そのため、特定の技術領域に特化して専門性を深めるチャンスが多くあります。
例えば、Webアプリケーション開発を専門とする会社であれば、最新のフレームワークやクラウド技術、セキュリティ対策など、Webに特化した技術を深く掘り下げて習得できます。また、組み込み系やAI開発など、特定の技術に強みを持つ会社であれば、その分野の最先端技術を習得できるでしょう。
一つの技術を深く探求し、その分野の**「プロフェッショナル」**を目指したいエンジニアにとって、受託開発は最適な環境の一つと言えます。
4. 自社チームで開発するため一体感が得やすい
受託開発では、基本的に自社のエンジニアでチームを組み、プロジェクトを進めます。そのため、チームメンバーとの密なコミュニケーションが生まれやすく、お互いに助け合い、協力しながら開発を進める一体感を感じることができます。
困難な課題に直面した時も、チームで知恵を出し合い、乗り越えた時の達成感は格別です。また、自社の文化や開発スタイルの中で働くため、帰属意識も高まりやすいでしょう。
「チームで何かを成し遂げたい」「仲間と共に成長したい」と考えるエンジニアにとって、受託開発は非常に魅力的な働き方です。
5. 上流工程のスキルが身につく
システム開発における上流工程(要件定義、基本設計など)は、システムの成否を左右する非常に重要なフェーズです。受託開発では、お客様の漠然とした要望を具体的なシステムの要件に落とし込み、それを設計図として形にするスキルが求められます。
このプロセスを通じて、ヒアリング能力、論理的思考力、問題解決能力、ドキュメンテーション能力など、エンジニアとしてだけでなく、ビジネスパーソンとしても非常に価値の高いスキルが磨かれます。
将来的にプロジェクトマネージャーやITコンサルタントを目指したい方にとって、上流工程の経験はキャリアアップの大きな糧となるでしょう。
6. プロジェクトマネジメントの知識・経験が積める
受託開発では、プロジェクトの進捗管理、予算管理、品質管理、リスク管理など、プロジェクトマネジメントに関する様々な業務に携わる機会があります。特に、リーダーやマネージャーの立場になれば、これらのスキルを実践的に学ぶことができます。
お客様との交渉、メンバーの育成、課題解決など、多岐にわたるマネジメント業務を経験することで、プロジェクト全体を俯瞰し、成功に導くための実践的なノウハウを習得できます。
「将来はプロジェクトを統括する立場になりたい」という目標を持つエンジニアにとって、受託開発はマネジメントスキルを習得する絶好の機会です。
7. お客様との直接的なコミュニケーションで感謝を感じやすい
受託開発では、お客様と直接やり取りする機会が多いため、自分が開発したシステムがお客様のビジネスに貢献し、感謝の言葉を直接聞ける機会が多くあります。
例えば、「このシステムのおかげで業務効率が格段に上がりました!」「私たちの要望を完璧に形にしてくれてありがとう!」といったフィードバックは、エンジニアにとって何よりの喜びであり、次の仕事へのモチベーションに繋がります。
自分の仕事が社会やお客様に役立っていることを実感できるのは、受託開発ならではの大きな魅力と言えるでしょう。
8. 成果物が形として残り、実績になる
受託開発の大きな特徴の一つは、最終的に**「成果物」**が納品されることです。自分が関わったシステムが、お客様のビジネスの中で実際に稼働し、利用されているのを見ることは、エンジニアにとって大きな達成感と誇りをもたらします。
「あのシステムは自分が手掛けたんだ」という実績は、自身のキャリアを語る上でも具体的な証拠となり、転職活動の際にも強力なアピールポイントとなります。
【提案:プロジェクト管理・コミュニケーション関連書籍】
受託開発では、お客様とのコミュニケーションやプロジェクト管理が非常に重要になります。これらのスキルアップに役立つ書籍をご紹介します。
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- 紹介文: プロジェクトマネジメントの国際的な標準知識体系である。本書は、その最新版であり、プロジェクトを成功に導くためのフレームワークや実践的なノウハウが詰まっています。受託開発でマネジメントスキルを磨きたい方には必携の一冊です。
これらの書籍を活用して、受託開発で求められるプロジェクト管理能力やコミュニケーション能力をさらに高めていきましょう。
受託開発の「ここがちょっと…」5つのデメリット
受託開発には多くのメリットがある一方で、無視できないデメリットも存在します。これらのデメリットを理解し、対策を講じることが、後悔しないキャリア選択に繋がります。
1. 納期と予算のプレッシャーが大きい
受託開発は成果物の完成に対して対価を得るビジネスモデルのため、納期と予算に対するプレッシャーが非常に大きいです。お客様との契約で定められた期日までに、限られた予算内でシステムを完成させる責任があります。
予期せぬトラブルや仕様変更、お客様からの追加要望などが発生した場合でも、納期は原則として変わらないため、残業が増えたり、休日出勤が必要になったりすることもあります。
このプレッシャーは、特に大規模なプロジェクトやタイトなスケジュールの場合に顕著になります。ストレスを感じやすい方は、事前にプロジェクトの規模や残業時間の実績などを確認することが重要です。
2. 仕様変更や追加要望への対応が大変
お客様のビジネス環境は常に変化するため、開発途中で仕様変更や追加要望が発生することは珍しくありません。しかし、受託開発では一度合意した仕様からの変更は、スケジュールの見直しや追加費用の発生に繋がりやすいため、対応が非常に難しい側面があります。
お客様の要望と開発工数・コストのバランスを取りながら、時には交渉を行う必要も出てきます。お客様の期待に応えつつ、プロジェクトを円滑に進めるためには、高度な調整能力や交渉力が求められます。
「言われたことをそのまま作りたい」というタイプの方には、この頻繁な調整がストレスになるかもしれません。
3. 技術選定の自由度が低い場合がある
受託開発では、お客様の既存システムとの連携や、お客様の予算、保守体制などの都合により、使用する技術や開発環境が限定されることがあります。
例えば、「新しい技術に挑戦したい!」と思っていても、お客様が長年使用している古い技術での開発を求められたり、特定のベンダー製品の利用が必須だったりするケースも少なくありません。
これにより、最新技術を積極的に導入し、試す機会が限られる可能性があります。技術的な挑戦や最新技術の習得を重視するエンジニアにとっては、フラストレーションを感じる原因になることもあります。
4. 開発後のシステムの責任を負う
受託開発では、納品したシステムに不具合があった場合や、お客様の業務に支障が出た場合、その責任は受託開発会社が負うことになります。そのため、納品後もシステムの安定稼働を保証するための運用・保守業務が発生することが多く、予期せぬトラブル対応に追われることもあります。
「作ったから終わり」ではなく、システムがお客様のビジネスに貢献し続けるために、納品後のサポートも非常に重要になります。この責任感は、やりがいにも繋がりますが、同時に大きなプレッシャーにもなります。
5. 自社サービス開発のような「当たれば大きい」がない
受託開発は、基本的にプロジェクトごとの契約であり、成果物の納品によって対価を得るビジネスモデルです。そのため、自社サービス開発のように、サービスが大ヒットして莫大な収益を上げるという「夢」のような要素はありません。
もちろん、大規模な受託案件で大きな利益を上げることはありますが、それはあくまで契約に基づいた対価であり、青天井の収益性は期待できません。
「自分のアイデアで一攫千金を狙いたい」「サービスを育てて世の中に大きなインパクトを与えたい」という志向のエンジニアにとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
【ストレス対策・効率化ツール】
受託開発で感じるプレッシャーや多忙な日々を乗り越えるために、心身の健康維持や業務効率化に役立つアイテムをご紹介します。
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- 紹介文 ノートPC、スマートフォン、タブレットなど、複数のデバイスを同時に高速充電できるACアダプター。移動先での充電や、デスク周りの配線をすっきりさせるのに便利です。
これらのツールを活用して、受託開発の現場で効率的に業務を進め、ストレスを軽減しながらパフォーマンスを最大限に引き出しましょう。
後悔しない受託開発企業を選ぶためのチェックリスト
受託開発のメリット・デメリットを理解した上で、いざ転職活動を始めるとなると、どの企業を選べば良いか迷ってしまうかもしれません。ここでは、後悔しない受託開発企業を選ぶための重要なチェックポイントをご紹介します。
1. 会社の事業内容と得意分野
- 得意な技術: どのような技術スタックに強みがあるか?(Web系、業務系、AI、組み込みなど)
- 得意な業界: どのような業界のシステム開発実績が多いか?
- 案件の規模と種類: 大規模・小規模、新規開発・保守開発など、どのような案件が多いか?
2. 開発体制とプロセス
- 開発手法: アジャイル、ウォーターフォールなど、どのような開発手法を採用しているか?
- チーム体制: プロジェクトのチーム構成はどのような感じか?(PM、SE、PGの割合など)
- 上流工程への関与: 要件定義や設計といった上流工程から携われる機会は多いか?
3. エンジニアへのサポート体制
- 教育・研修制度: スキルアップのための社内研修や外部研修、資格取得支援などは充実しているか?
- キャリアパス: エンジニアのキャリアプランを考慮した案件アサインを行ってくれるか?
- 評価制度: どのような基準でエンジニアの評価が行われ、給与や昇進に反映されるか?
4. 企業文化と社員の働きやすさ
- 残業時間: 平均的な残業時間はどれくらいか?残業手当は適切に支給されるか?
- 休暇制度: 有給休暇、特別休暇などが取得しやすい雰囲気か?
- 社内の雰囲気: エンジニア同士のコミュニケーションは活発か?風通しの良い社風か?
- 離職率: エンジニアの離職率はどうか?(低いほど良い)
5. 給与と福利厚生
- 給与水準: 同業他社や自身のスキル・経験と比較して妥当な給与水準か?
- 各種手当: 通勤手当、住宅手当、資格手当、家族手当など、どのような手当があるか?
- 福利厚生: 健康診断、退職金制度、各種補助など、どのような福利厚生があるか?
これらのチェックリストを活用し、複数の受託開発企業を比較検討することで、あなたに最適な企業を見つけることができるはずです。
受託開発でキャリアを成功させるための秘訣
受託開発という働き方でキャリアを成功させるためには、受け身の姿勢ではなく、積極的に行動することが重要です。
1. お客様のビジネスを深く理解する
受託開発の成功は、単にシステムを開発するだけでなく、お客様のビジネス課題を深く理解し、その解決に貢献できるかどうかにかかっています。お客様の業界やビジネスプロセス、経営戦略などを積極的に学び、システムがお客様にとってどのような価値を生み出すのかを常に意識しましょう。
お客様の「真のニーズ」を引き出し、それをシステムに落とし込む力は、受託開発エンジニアにとって最も重要なスキルの一つです。
2. コミュニケーション能力と調整能力を磨く
受託開発では、お客様、自社チームメンバー、協力会社など、様々な立場の人々と密に連携を取る必要があります。そのため、高いコミュニケーション能力と調整能力が不可欠です。
- ヒアリング力: お客様の要望を正確に聞き出し、潜在的なニーズまで掘り下げる。
- 説明力: 技術的な内容を分かりやすくお客様に伝える。
- 交渉力: 仕様変更や追加要望に対して、お客様とWin-Winの関係を築く。
- 課題解決力: プロジェクトで発生する様々な課題に対し、積極的に解決策を提案する。
これらのスキルを磨くことで、プロジェクトを円滑に進め、お客様からの信頼を得ることができます。
3. 上流工程のスキルを意識的に習得する
将来的にプロジェクトマネージャーやITコンサルタントを目指すのであれば、要件定義や設計といった上流工程のスキルを意識的に習得しましょう。
プロジェクトへのアサイン時に上流工程への参加を希望したり、積極的にミーティングに参加して発言したり、ドキュメント作成に貢献したりするなど、自ら機会を創出することが重要です。
上流工程のスキルは、エンジニアとしての市場価値を大きく高める強力な武器となります。
4. 新しい技術や知識を常にキャッチアップする
受託開発では、お客様のニーズに合わせて最適な技術を選定することが求められます。そのため、常に新しい技術トレンドや開発手法をキャッチアップし、自身の引き出しを増やしておくことが重要です。
オンライン学習、技術コミュニティへの参加、技術書の購読など、様々な方法で知識をアップデートし、自身のスキルセットを広げましょう。
5. スケジュール管理と品質管理を徹底する
納期と予算のプレッシャーが大きい受託開発において、自身のスケジュール管理と品質管理は非常に重要です。
- 見積もり精度を高める: 自分のタスクにかかる時間を正確に見積もり、計画を立てる。
- 進捗報告を密に行う: 遅延の兆候があれば早期に報告し、対策を講じる。
- 品質を意識した開発: テストを徹底し、バグの少ない高品質なコードを書く。
これらを徹底することで、プロジェクトの成功に貢献し、お客様からの信頼を得ることができます。
まとめ 受託開発は経験と成長の宝庫
この記事では、受託開発のメリットとデメリット、そして後悔しない企業選びとキャリア成功の秘訣について詳しく解説しました。
受託開発は、システム開発の全工程に携わり、幅広い業界・業種の知識や技術的な専門性を深めることができるなど、エンジニアにとって非常に魅力的な働き方です。しかし、その一方で、納期や予算のプレッシャー、技術選定の自由度の低さなど、デメリットも存在します。
重要なのは、これらのメリットとデメリットを正しく理解し、ご自身のキャリアプランや価値観と照らし合わせることです。
「お客様のビジネスに貢献したい」「システム開発の全体像を把握し、上流工程から関わりたい」という向上心のあるエンジニアにとって、受託開発は最高のキャリアパスになり得ます。
もしあなたが受託開発という働き方に興味を持ったなら、ぜひこの機会に、自身のキャリアを見つめ直し、受託開発企業への転職を検討してみてはいかがでしょうか。あなたのエンジニアとしての未来が、より輝かしいものになることを心から願っています。

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