先の記事では、サラッとランドセル購入までを書いてしまったんですけど、実は最後まで紆余曲折がありました
去年の冬くらいから、ランドセルのカタログを取り寄せて、娘の目に付くようなところに置いたり一緒に見ようとしたりしてみたんですが、断固拒否でした
見たくない、選びたくないって感じで取り付く島もなく…
私達がカタログを見ようと手に取るだけで、取り上げにくるんです
今年の5月くらいまでそんな頑なな様子だったのですが、土屋鞄の展示会に行ってみた辺りから、少し態度が軟化して、自分でランドセルを選ぶ意識が出てきました。
展示会特有の、「皆同じ場所で試着したり選んだりしている」感に、影響を受けたのかなぁと…
その後、娘が自分で選んだのが、割としっかり重さがある、パール系のエメラルドグリーンでサイドに妖精(ティンカー・ベルっぽい)刺繍のあるランドセルでした。
今まで、娘の好きな色と言えば、ピンク・ラベンダー・水色辺りだったので、キラキラ系のエメラルドグリーンは思いっきり想定外で…
これを六年生まで使えるのかな???
という疑問がどうしても…
それでも、私は、娘がそれでいいならいいじゃんと思っていたのですが、夫の態度が急変したため、そこからぶつかることが増えました。
それまでは、夫の方が
「娘が選んだのであればなんでもいい(めんどくさい)」
という、明らかにどうでも良さそうな態度だったのに、いざ娘が↑のランドセルに決めた瞬間、重さと色が気に入らない、軽さにこだわった別商品がいいと言い出して、そこからまた大揉めに揉め…
私「娘が自分で選んだものが一番」
vs
夫「6年間無難に使える色・デザインで、使用感の良い(軽い)もの」
という、仁義なき戦いが勃発
私も夫もヒートアップして激しく言い合うので、明らかに娘がそれに嫌気が差しており、かつ
「国内で最も暑い地域✕徒歩15分=地獄」
という夫の主張を受け入れざるを得ず、実用性重視のランドセルを選ぶことになりました。
娘が、
「パパ ママ もうけんかしないでね
パパもママもだいすきだよ」
というお手紙を書いてくれるくらい、喧嘩していたので、娘も嫌だったろうと思います…
でも…
どう見ても嬉しそうじゃない…んですよね…
娘ちゃん…
ランドセル決めたんだー、という話になって、「どんな色にしたの?」等、訊かれても「…分かんない…」ってこたえることもあり、「ほしいものが買えてうれしい」とき特有のワクワクした波動が一切伝わってきません
もう、200g重さの差なんかどうでもいいから、好きなランドセルにしてあげれば良かった…と、今も少し後悔しています。
せめて、ランドセルカバーや文房具は、娘の好きなものを買いたいと思います。
あと、なぜランドセルを選びたがらなかったかについて、少し思い当たるのは、
小学生になりたくないから
かな、と思います。
新しい環境が怖い、勉強や宿題が不安、歩いて登下校する不安…などなど、娘なりにまだ言語化できない様々な不安があって、その象徴がランドセルだったんじゃないかなと。
ランドセルを買ってしまったら、小学校に上がることを受け入れざるを得なくなるから。
今も不安がないといえば嘘になりますが、就学前検査を受けたり、幼稚園で小学校に上がるための練習をしていたり、こどもチャレンジで少しお勉強をしたりすることで、少しずつ受け入れ始めているのかなぁという気がします。
それでも、一年生の間は一緒に登下校するつもりでいますが…
こんな感じのランドセル悲喜交交でした。
長くなりましたがお付き合いありがとうございました