思い出したことがあって…


つらつら書いていきます。







もうだいぶ前の事、深夜まで営業している某ショップで働いていた頃、どうみても中学生の子が閉店時間まで店内にいたのよ。(急にタメ口)






閉店前には退出するんだけど、閉店作業して外に出ると、まだ駐車場にいるの…
この時点で深夜2時とか。

東京都のはじっこの住宅街にある店なので、0時回ればお客さんはほぼいないのね。

そこに、中学生が一人って…

やはり異様に感じるのよ。

店内で悪さをするようは事は一切無くて、真冬に薄着でさ、多分暖を取っていたんだと思うんだけど…






それが1週間とか続いて、治安のいい場所とはとても言えない地域の深夜に、いくら男の子とはいえ一人で夜を…と思うと危険すぎていたたまれなくて、話しかけて連絡先聞いて親御さんに迎えに来てもらったのね。

親御さんは平謝りで、二人で帰っていったんだけどさ…

結局、それがずっと続くのね。

いくらなんでも…と思って上司に相談して、会社判断で警察に連絡することになって、警官に来てもらったんだけどさ、その子にちょっと話を聞いて、




「〇〇という事情で家に居づらいからここ(店)に来てる。他に行く場所がなくて悪さもしないと言ってるから、居させてあげて」




と言って帰っちゃったんだよね…




正直、警察を呼んだら、もっと劇的に対応してくれると思ったの。
児童相談所に連絡してくれるとか、子供が安全に過ごせる場所を紹介してくれるとか…

もっと何かあるだろうと。




それが話だけ聞いて終わりって…




私はその月末で退職した(元々その予定だった)から、その後は分からないんだけどさ、今でも思い出すよ、どうしてるかなって。

他に行く場所が無いから追い出されるのが怖くて、絶対迷惑だと思われないようにってひっそり店内にいたあの子。

そんな思いをしても家にいるよりマシだと思ってたんだよなぁ…






子供を持ってみて、やっぱりあの時もっと何かできることはなかったのかなぁって繰り返し思い出すんだよね。

人がいるところ、馴染みがあって明るくて暖かいところ、妨害されず、邪険にされそうにないところ…
中学生なりに一生懸命考えて、もしくは消去法で、うちの店を選んでくれたんだろうなぁって。













私個人にできることは、福祉へ繋がる機会を持てるように#189へ連絡することだったんだろうな。

あの時、そのくらいの知識があればよかったのにな。

今後は周囲に何かあれば、躊躇なく連絡を入れていくことにするよ。
あと、自分自身が追い詰められて一線を越えそうな時にも…









年末も近いし微額ながら↑にも寄付をしてみた。
少しでも子供たちの力になれますように。