先週末から、しばし実家に滞在してきました。

 

父に「無理していない?」と訊ねると、父は疲れてはいるようですが「大丈夫だ」と云っていました。

とはいえ、その大丈夫をあまり信用するわけにもいかないので……、あらためて、病院に母を入院させる方向の打診をしました。

医師はいつでもいいと言ってくれているので、その言葉に甘えてみないか、という打診です。

 

父は悩んでいるようでした。母の体調が、薬を飲んでいれば安定していること。目立った悪化がないことがネックのようです。

現在、訪問診療に来ていただいているので、その辺は医師に様子を見てもらい、判断してもらうことにしました。

まだ渋りはあるようです。

しかし、ケアマネジャーからも「母を病院に入院させてはどうか」と、わたしと同じ提案をされているようでしたので…、とりあえず、時々2泊3日でショートステイさせる方向で話の決着がつきました。それとなく話をふるって難しくて、いつも単刀直入になってしまうのですが……。改めて話し合えてよかったと思っています。

 

前回は、二泊三日の件はまだ提案段階だったので、一歩前進かなと思います。

自宅での介護には限界があります。父も、わたしも素人同然ですので……。

母への負担を考えると、病院で診てもらっているほうが安心なんです。

 

父は寂しいと思いますし、そう簡単に割り切れないのも承知なのですが……。

娘の私から見ると、日に日に消耗していく父を見ているのもつらいのです。

 

良い方向へいってくれたらいいなあ~と思います。

 

さて。週末は夫も一緒に帰ってくれたので、家族4人で鍋を囲みました。

母の食欲はすごいので、キムチ鍋を作ったところ、喜んで食べてくれました。

 

わたしと夫がワイワイしゃべっているのを聴いて、時々笑ってくれたりもして!

ああ、聞いてくれているんだなあとうれしくなりましたし、父も久しぶりに鍋が食べられてうれしかった様子。

 

「次は餃子や中華でパーティーがしたい!」なんてリクエストをもらいました笑

 

暗い表情になりがちな毎日ですが、気分転換だったとしてもそういう時間を大切にできればいいなあと思うのです。

母が久しぶりに笑った顔が見れてうれしかったです。

 

 

さて。そんな母ですが、現状維持が続いています。

一度体調が悪化した際から、脳のむくみを抑える処置をしてもらっています。

最初の2週間は点滴で。それ以降は錠剤を処方していただいているのですが……。

 

抗がん剤よりも、放射線よりも、オプチューンよりも、母にとってはその薬が一番効果を発揮してくれているように思います。

前者3つはことごとく効果が見込めませんでした。

しかし、脳のむくみをとるために処方してもらっている抗生剤を飲むと、かりそめの効果ではあるのかもしれませんが、会話ができるようになったり、体調に良い変化があるのです。

 

大学病院では長く処方できないと云われ、時々薬が打ち切られたりしていましたが、もうこの薬に頼るほかないということで、これからも処方していただけることになっています。

いつまで母の体力や気力が持つかわかりませんが、抗生剤を飲むことで少しでも母の調子が維持できるならば、できる限り飲んでもらいたいな~と思っています。

 

ほぼ寝たきりの母ですが。食事もたくさん取れるようですし、たっぷり寝ています。どうか1日でも長く過ごしてもらえますようにと願うばかりです。