「キッカケはなんだろう」
と考えてみれば
大学入試だったかもしれない。
いやその前から
「ブラックジャックによろしく」
を読んでいたしなあ。
当時、オレが大学入試を受けた頃から流行りだした
「アドミッションズ・オフィス入試」
略して
「AO入試」
(願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法)
オレは
AO入試一期試験で落ち、「AO二期試験」で合格した大学
淑徳大学に入学したわけだが、
落ちた一期試験でのAO試験の論文課題が
山崎 彰朗 氏の「病院で死ぬこと」であった。
末期ガン患者と医者との関係、患者の死に場所、
患者の生き方
について医者である筆者が実際の病院での体験を
綴った本であった。
読み始めたきっかけが試験の課題であったとはいえ、
読んでみるとそこには
「命のドラマ」があり、
心動かされ感動したのを覚えている。
昔から手塚治氏の某「ブラックジャック」は
実際の医療からなる、細かい描写と
漫画によって描かれる
オペシーンのリアリティに惹かれ
よく小学校、中学校の図書を借りては読んでいた。
そんな事から
「医療」というものに
どことなく惹かれていたのかもしれない。
先にも述べたが
「命のドラマ」
というものに弱いオレとしては、
入試の課題の本を読んでは、号泣していた気がする。
それからは医療漫画、某「ブラックジャックによろしく」を読み始め、
日本の医療の現場の現状、
“リアル”を知ったつもりで
オレが、この先の日本の未来を変えなくては!と
気合が入ったりもしたのだ。
テレビっ子なオレとしては
医療系のドラマもよく見るようになったなー
「Dr'コトー」や
モー娘。ブームから
安部なつみこと“なっち”が出演していた「ナースマン」、
それに、オレが石原さとみ氏を大好きになったきっかけは「Ns’あおい」
最近で言えば
「仁」も面白くてハマったなー
そして今、
現在、放送中の
「チームバチスタ3 アリアドネの弾丸」は
医療の現場における正義を問い正していて
かーなーりー面白く、毎週欠かさず見ている。
個人的には中村トオル氏が演じる白鳥のキャラがとても好きなのだ。
偽りや不正を見逃さず、真実を突きつめる真っ直ぐな姿が
オレの奥底に眠る「正義感」を刺激させ、
「この国を今一度、洗濯しなければ」と熱くなる。
医療系ドラマや漫画を見ていて熱く感じるのは
「命のドラマ」も良いが
主人公が自分の「正義感」を正し、それを貫く信念強さと
自信を抱く姿に魅せられ、
それがキッカケで
生まれ変わったら
「医者」になろうと数年前から決意してみた。
ただ今、現在の自分はというと
「白鳥」とは全く正反対な人間であるような。
自分を偽ることもあるし、不正を見逃すオレには
正義の「せ」の字もない。
つい先日だって、
目の前で
制服を着た高校生がタバコを吸って歩いていたの見て
注意しようと思っても言えなかったしね。
しかもそいつ、吸っていたタバコの吸殻を人の家の敷地に“ポイ捨て”。
注意もなにも出来なかったのが、
今とても悔しいのだ。
そして、こーやってブログに
愚痴のように書いている自分がみじめで仕方ない。
「次見たら、容赦なくキレよう」
と、
千原ジュニアのDVDを見て思った。
おやすみなさい。

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