いやぁ~、昨日は参った。
俺が運んでた車が、調子悪ぃの何のって!
所謂、オートマが滑ってるって状態。
もう、坂とか全然登んねぇの。
平地でも30キロ位しか出ねぇもんで、大渋滞引き起こす始末。
「こりゃ駄目だ。戻ろう」と思ったが、「とにかく持って来い」ってさ。
絶対無理とか思ってたら、若いのが「俺が乗ってみます」
途端に、軽快に走り出す車。
嘘だべ?
才能?
好きこそものの上手なれとか言うけど、やっぱりそうなんだね。
運転は好きだけど、メカニック的な事は一切駄目な俺。
トラブルに弱い。
やっぱり、この仕事は向いてない。
普段、あんまり頼りにならなそうな若いのが、昨日はホントに頼もしく見えた。
人間、自分に合った道を行くべきだと感じた、動くと汗かく陽気が続く、四十二の晩秋の頃。
