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ったく、足の遅ぇ台風だぜ!

ボルトの方が速ぇに違ぇねぇ。

さっさと通り抜けてくんねぇかな。

これ以上、天気の心配とか勘弁してくれよ。




以前、エドワード=ノートンが監督した「僕たちのアナバナナ」って映画を観た。

その時のインタビューかなんかで「しばらくは監督はやりたくない」みたいな事言ってた。



ふ~っ!

最近、少しだけその気持ちが解って来た。

何しろ、心配事や問題が尽きない。

一つクリアすると、すぐに次が発生する。

気が休まらない。


役者だけやらせてもらってた時は、楽だったね。





自主制作やメジャー配給の映画を色々観て来た。

正直、どうしようもねぇなと思う作品も腐る程あった。



ただ、




監督やスタッフがそこに費やしたエネルギーは相当なものだったろう。

一つの作品を完成させる事の大変さ。


面白いとか、面白くないとかいう以上の事がそこにはある。




元相方が言ってた。

「批判だけなら、アホでも出来る」




その通りだな。


同業者としての理解。


舞台を観る時には、一番優しい観客でありたい。

通じるものがあるね。


これからは、少し見方が変わるかな?




まぁとにかく、


今はしんどいけど、この経験が俺を前進させてくれる。


そう信じて、やり切るしかねぇな。





そして多分、懲りもせずにまた撮る事になるんだべな。


舞台の前は「もう二度と舞台なんてやらねぇ」って思いながらも、また立ってるのと同じでな。