よく言われる言葉。
「映画は監督のモノ。舞台は俳優のモノ」
映画の主導権は監督にあり、舞台の主導権は俳優にあると言う事。
実感だね。
役者として、映画に出たいという気持ちが薄らいだ。
監督の方が面白い。
元サッカー選手だった、俺。
サッカーを辞めた後、殆どの仲間達はサッカーに残った。
皆、監督やコーチになった。
俺はサッカー界には残らなかった。
理由は「俺はグラウンドの中が好きなのであって、外から見るのはつまらない」と思ったから。
しばらく後、また「中」に入れるモノと出逢った。
それが舞台だった。
そんな俺だから、演出や監督には興味が湧かなかった。
「外から見る事を我慢出来るなら、サッカー界に残ったよ」
そう思ってた。
食わず嫌いだったかな?
やってみなくちゃ分かんないね。
勿論、プレイヤーとしての部分は捨ててない。
だから、舞台には立ちたい。
でも、映画に出るのはいいや。
そんな気持ちになった四十二歳、雨ばかりの夏。
