俺のターン!
その壮絶なデュエルは深夜のハンバーガーショップで人知れず行われていた。
しかも唐突にデュエリストでもない俺に対し奴は唐突に仕掛けてきやがった…。
その唐突なデュエルが始まった時俺は流しでコーヒーポットを洗っていた。すると流し脇のエアー空間に小さな物陰が1つ。覗き込んでみるとそいつは蝉の死体だった…。どこから入って果てたのか?もう夏もとっくに終わってるのになと思いながらホウキでゴミ箱へと葬ってやろうと触れた瞬間デュエルは始まったのだ!
「トラップカード発動!」
突如蝉は息を吹き替えし俺にダイレクトアタック!俺のライフポイントを500程えぐりやがった。
そうそれはインセクター羽蛾による攻撃だったのだ!!
不意をつかれた俺だったが打撃が効かない相手ではない。
「見える!」
放棄という名のサーベルで攻撃を試みるも虫って奴は軽い。打撃の威力が伝わりきれず弾き飛ばしたに過ぎなかった。そして奴のターン。更なるトラップカードを奴が発動!俺の耳元で死刑宣告の音が鳴り響く。
ドライブスルーに来客反応!
これで俺は3ターンの間何も出来ずにライフを削られる事になった。
インセクター羽蛾めアストラルサイドからの攻撃とは卑怯なと心の中で精一杯の悪態をつくも実際は奴のモンスターの恐怖の羽音攻撃にライフを削られるままに俺の手は攻撃も防御の意思もなくただコーラを注ぐのみ…。
このままではヤられる。
額にじっとりと汗を浮かべつつも0円のスマイルを客に提供する俺…。もう少しだ残りライフも僅かながら俺は勝機を見い出していた。
インセクター羽蛾はどうやら最後のターンにモンスターを防御表示に切り替えたらしく蝉は壁に張り付き動かない…。
このまま接客トラップさえ乗りきれば勝機はある。そして
「俺のターン!」
アストラルサイドからの攻撃を乗りきった俺のターンがやってきた。
相手は恐ろしい反応速度と受け流しのきく軽いボディー。一撃で仕留めなければもはやチャンスはない…。ジリジリと間合いを詰めていく。あと半歩で射程距離だ。しかし奴を仕留めきるにはもう一歩踏み込まねば…。
そう俺はここは伝説の人斬り様の奥技の如く左足踏み込みの神速を越える超神速の抜刀術しかないとみていた。
俺の目の前で光が弾け次の瞬間俺のほうきが蝉にミートしていく刹那の瞬間インセクター羽蛾の断末魔の声を聴いた気がした…。
逆刃以下の刃なしとはいえ某コミック主人公の奥義である。蝉はあえなく息絶え床に堕ちていった…。
「出てこなければやられなかったのに…」
ビダン的な捨て台詞を吐き俺は再度その亡骸をゴミ箱へと葬った。
今日の所は何とか退けられたが油断は出来ない…。またいつインセクター羽蛾からの刺客が来るとも限らない。終わりではない。
そう思うと甘い筈のチョコバニラシェイクがちょっぴりビターに感じられる夜だった…
しかも唐突にデュエリストでもない俺に対し奴は唐突に仕掛けてきやがった…。
その唐突なデュエルが始まった時俺は流しでコーヒーポットを洗っていた。すると流し脇のエアー空間に小さな物陰が1つ。覗き込んでみるとそいつは蝉の死体だった…。どこから入って果てたのか?もう夏もとっくに終わってるのになと思いながらホウキでゴミ箱へと葬ってやろうと触れた瞬間デュエルは始まったのだ!
「トラップカード発動!」
突如蝉は息を吹き替えし俺にダイレクトアタック!俺のライフポイントを500程えぐりやがった。
そうそれはインセクター羽蛾による攻撃だったのだ!!
不意をつかれた俺だったが打撃が効かない相手ではない。
「見える!」
放棄という名のサーベルで攻撃を試みるも虫って奴は軽い。打撃の威力が伝わりきれず弾き飛ばしたに過ぎなかった。そして奴のターン。更なるトラップカードを奴が発動!俺の耳元で死刑宣告の音が鳴り響く。
ドライブスルーに来客反応!
これで俺は3ターンの間何も出来ずにライフを削られる事になった。
インセクター羽蛾めアストラルサイドからの攻撃とは卑怯なと心の中で精一杯の悪態をつくも実際は奴のモンスターの恐怖の羽音攻撃にライフを削られるままに俺の手は攻撃も防御の意思もなくただコーラを注ぐのみ…。
このままではヤられる。
額にじっとりと汗を浮かべつつも0円のスマイルを客に提供する俺…。もう少しだ残りライフも僅かながら俺は勝機を見い出していた。
インセクター羽蛾はどうやら最後のターンにモンスターを防御表示に切り替えたらしく蝉は壁に張り付き動かない…。
このまま接客トラップさえ乗りきれば勝機はある。そして
「俺のターン!」
アストラルサイドからの攻撃を乗りきった俺のターンがやってきた。
相手は恐ろしい反応速度と受け流しのきく軽いボディー。一撃で仕留めなければもはやチャンスはない…。ジリジリと間合いを詰めていく。あと半歩で射程距離だ。しかし奴を仕留めきるにはもう一歩踏み込まねば…。
そう俺はここは伝説の人斬り様の奥技の如く左足踏み込みの神速を越える超神速の抜刀術しかないとみていた。
俺の目の前で光が弾け次の瞬間俺のほうきが蝉にミートしていく刹那の瞬間インセクター羽蛾の断末魔の声を聴いた気がした…。
逆刃以下の刃なしとはいえ某コミック主人公の奥義である。蝉はあえなく息絶え床に堕ちていった…。
「出てこなければやられなかったのに…」
ビダン的な捨て台詞を吐き俺は再度その亡骸をゴミ箱へと葬った。
今日の所は何とか退けられたが油断は出来ない…。またいつインセクター羽蛾からの刺客が来るとも限らない。終わりではない。
そう思うと甘い筈のチョコバニラシェイクがちょっぴりビターに感じられる夜だった…