モーターは雑品と比べて高い。
現在大体キロ45円前後。
銅の歩留まりは大体8%ほど。
つまり90%は鉄屑だ。
6月後半から10/10までの間に
東京製鐵は鉄屑をキロ11円下げた。
ということは、モーターの鉄の部分も
11×0.9=9.9円、約10円下げないといけない。
だとしたら、現在のモーターは40円を下回らないと
いけない計算。
でも売る側は、知っているくせに「これはモーター」と言う。
モーターは雑品よりも当然高い、と。
昔は、皆解体して銅を取っていた。
それよりも、鉄にモーターが付いていると
「スケール引き」として、買ってくれなかった。
だから知らんふりして、鉄屑にモーター混ぜて
メーカーに入れていた。
製鋼メーカーは鉄に銅が入ると大問題なので
検収員をおいて対応していた。
メーカーでも「スケール引き」、だからモーターの山が
メーカー内にあった。
最初に韓国に「モーター」「配電盤」の2種類が
輸出された。
「モーター」も電車のモーターと普通のモーターの
2種類。そして交流と直流の分け方。
中国に送る前に、雑品から鉄をなるべく取る。
いままでは取った鉄がキロ20円位だったが
いまではキロ10円ほど。
で、先ほどのように雑品の価格が下がりきらない。
昔は鉄が同じくらい。
雑品はキロ15円くらいで皆喜んで出した。
それまではお金を払って「シュレッター業者」に
出していた物が「売れる」のだから。
こんなに良い事はないと。
どのみち、鉄はまだ下がりそうなので
雑品を下げればよいと思う。
色々なまじりでキロ20円くらいで止まれば
仕入れは無料、売値はキロ20円。鉄は10円。
なんとかリサイクルは維持されて、中国側も
何とか利益がでる。
役所の「廃棄物対策室」に行くと、「家電リサイクルの徹底」
「無料回収は利用しない」のポスターがある。
「国内リサイクル」立派な言葉だが、本当か?
東京の割と立派な「家電リサイクル工場」に見学に行った。
鉄、基板、分別された銅、アルミ、ステンレスは
確かに国内リサイクル。
だけど、プラスチックは粗破砕してフレコン詰め。
黒モーターは穴開けて、油を抜いた終わり。
ミックスメタル(分別に相当手間がかかるもの)も、
ほとんどが中国に売られている。
つまり日本の金属リサイクルは、中国がなければ
成り立たない状況です。
だから中国にも利益を与えないとダメです。
あとは日本の価格がどこまで下がるか?
今年の終わりに鉄の価格はどうなっているのか?
ではでは・・・
